(2023/06/15)
NTT都市開発リート投資法人が、第41期(2023年4月期)決算を発表した。 第41期は、「アーバンネット中野ビル」を取得する一方、「六番町ビル」の一部を売却した。期中平均稼働率は95.4%と前期より0.9ポイント低下。修繕費が増加する一方、物件売却益1,471百万円が寄与し、前期比28%増益。500百万円を内部留保するも、1口当たり分配金は3,216円と前期比15%増となった。 期末のポートフォリオは60物件、資産規模(取得額合計)は2,751億円、有利子負債比率は45.0%。 第42期(2023年10月期)は、「六番町ビル」の残持分を売却。期中平均稼働率は95.7%と前期より0.3ポイント上昇する想定。修繕費が減少する一方、六番町ビルの賃貸収入及び原状回復費収入の減少により、前期比2.0%減益を見込む。490百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,150円と前期比2%減となる見通し。 第43期(2024年4月期)は、期中平均稼働率が95.4%と前期想定より0.3ポイント低下する想定。前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比28%減益を見込む。内部留保より232百万円を取崩すも、1口当たり分配金は2,680円と15%減となる見通し。 引き続きスポンサーであるNTTグループとの物件入替えを推進し、物件売却益の一部を内部留保して分配金の安定を図る。
第41期実績 | 第42期予想 | 前期比 | 第43期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 12,346百万円 | 12,145百万円 | ▲1.6% | 10,592百万円 | ▲12.8% |
当期利益 | 5,007百万円 | 4,905百万円 | ▲2.0% | 3,525百万円 | ▲28.1% |
分配金総額 | 4,507百万円 | 4,415百万円 | ▲2.0% | 3,756百万円 | ▲14.9% |
1口当たり分配金 | 3,216円 | 3,150円 | ▲2.1% | 2,680円 | ▲14.9% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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