(2025/06/16)
NTT都市開発リート投資法人が、第45期(2025年4月期)決算を発表した。 第45期は、「ウエリスアイビー旗の台」等2物件を取得する一方、「ランディック第2新橋ビル」の一部、「NTTクレド岡山ビル」を売却した。NTTクレド岡山ビルの売却損565百万円が発生したが、ランディック第2新橋ビルの売却益1,201百万円と相殺し、前期比4.6%増益。自己投資口の消却により投資口数は0.9%減少し、1口当たり分配金は3,104円と前期比5.6%増となった。なお、期中に3Dインベストメント・パートナーズによるTOBがあったが不成立となった。 期末のポートフォリオは63物件、資産規模(取得額合計)は3,053億円、有利子負債比率は48.0%。 第46期(2025年10月期)は、「かながわサイエンスパークR&D棟(KSP)」と「ランディック第2新橋ビル」の一部を売却する。KSPの売却損1,143百万円をランディック第2新橋ビルの売却益1,239百万円と相殺するが、売却損益の減少や売却した物件の賃貸収益がなくなるため、前期比15.5%減益を見込む。内部留保より760百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,140円と前期比1.2%増となる見通し。 第47期(2026年4月期)は、「ランディック第2新橋ビル」の残持分を売却する。前期の物件売却損がなくなるため、前期予想比29.6%増益を見込む。売却益より378百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,140円と前期予想と同額となる見通し。 収益低下リスクのあったオフィス3物件の売却、大規模修繕が第47期までに完了する。新たな物件取得や賃料増額、修繕費用の減少により、第48期(2026年10月期)以降巡航分配金が回復する見込み。
第45期実績 | 第46期予想 | 前期比 | 第47期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 13,313百万円 | 13,103百万円 | ▲1.6% | 12,825百万円 | ▲2.1% |
当期利益 | 4,555百万円 | 3,849百万円 | ▲15.5% | 4,989百万円 | 29.6% |
分配金総額 | 4,557百万円 | 4,610百万円 | 1.2% | 4,610百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 3,104円 | 3,140円 | 1.2% | 3,140円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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