(2021/08/16)
日本プライムリアルティ投資法人が、第39期(2021年6月期)決算を発表した。 第39期は、「JPR博多ビル」の残持分65%を売却。ライズアリーナビルの大口テナント退去により、全体の期中平均稼働率は98.2%と前期から1.2ポイント低下、また緊急事態宣言の継続に伴い商業区画の一時減額が増加したが、前期に取得した大手町フィナンシャルシティノースタワーの通期稼働、物件売却益783百万円が寄与し、前期比3.6%増益。物件売却益を全額内部留保とし、1口当たり分配金は7,657円と前期比1.2%減となった。 期末のポートフォリオは65物件、資産規模(取得額合計)は4,656億円、有利子負債比率は40.6%。 第40期(2021年12月期)は、期中平均稼働率が96.8%へ低下することを想定。賃貸収入の減少、前期の物件売却益の反動減により、前期予想比14.2%減益を見込む。内部留保より272百万円を取崩すも、1口当たり分配金は7,550円と前期比1.4%減となる見通し。 第41期(2022年6月期)は、期中平均稼働率が97.5%へ回復することを想定。賃貸収入の増加、減価償却費の減少により、前期予想比2.1%増益を見込む。内部留保より127百万円を取崩し、1口当たり分配金は7,550円を維持する見通し。 期末の有利子負債比率は40.6%と第39期末から変わらない前提。 稼働率及び1口当たり利益は2021年12月期をボトムとし、2022年6月期は回復する見込み。 引き続き中期目標である1口当たり分配金7,800円の早期達成を目指す意向。
第39期実績 | 第40期予想 | 前期比 | 第41期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 17,305百万円 | 16,228百万円 | ▲6.2% | 16,192百万円 | ▲0.2% |
当期利益 | 8,120百万円 | 6,963百万円 | ▲14.2% | 7,107百万円 | 2.1% |
分配金総額 | 7,337百万円 | 7,235百万円 | ▲1.4% | 7,234百万円 | ▲0.0% |
1口当たり分配金 | 7,657円 | 7,550円 | ▲1.4% | 7,550円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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