(2020/08/17)
日本プライムリアルティ投資法人が、第37期(2020年6月期)決算を発表した。 第37期は、投資口の追加発行を行い「南船場ビル」「センシティビルディング」を取得した。これによる賃貸収益の増加が寄与し、前期比5.2%増益。投資口数が3.8%増加するも、1口当たり分配金は7,595円と前期比1.4%増となった。 期末のポートフォリオは65物件、資産規模(取得額合計)は4,571億円、有利子負債比率は39.5%。 コロナ禍の影響として、商業施設の飲食や物販のテナントで賃料減額及び支払猶予、解約が発生。オフィスビルでは、テナントの移転見直しによるリーシングの遅延、賃料交渉の長期化、賃料増額幅の縮小等の影響があるが、ポートフォリオ全体への影響は限定的。 第38期(2020年12月期)は、大口テナントの賃料減額が発生するが、前期に取得した物件の通期稼働により、前期比1.7%増益を見込み、1口当たり分配金は7,720円となる見通し。 第39期(2021年6月期)は、ライズアリーナビルのテナント退去、固都税の評価替えによる増加を想定し、前期比2.8%減益を見込み、1口当たり分配金は7,500円となる見通し。 増資により低下した有利子負債比率を活かし、更なる外部成長によって、引き続き中期目標である1口当たり分配金7,800円を目指す。
第37期実績 | 第38期予想 | 前期比 | 第39期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 16,363百万円 | 16,695百万円 | 2.0% | 16,475百万円 | ▲1.3% |
当期利益 | 7,276百万円 | 7,398百万円 | 1.7% | 7,187百万円 | ▲2.9% |
1口当たり分配金 | 7,595円 | 7,720円 | 1.6% | 7,500円 | ▲2.8% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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