(2019/08/14)
日本プライムリアルティ投資法人が、第35期(2019年6月期)決算を発表した。 第35期は「KY麹町ビル」「FUNDES上野」を取得する一方、「東京建物京橋ビル」を売却。これに伴う賃貸収益の増加、物件売却益405百万円が寄与し、前期比6.7%増益。物件売却益相当額を内部留保するも、1口当たり分配金は7,380円と前期比0.7%増となった。 期末のポートフォリオは63物件、資産規模(取得額合計)は4,395億円、有利子負債比率は40.9%。 第36期(2019年12月期)は、前期に取得した物件が通期寄与する一方、前期の物件売却益がなくなるため、前期比5.0%減益を見込む。内部留保を行った前期に対し、1口当たり分配金は7,430円と前期比0.7%増となる見通し。 第37期(2020年6月期)は、営業利益ベースでは前期予想比0.1%減益を予想するが、営業外収入の増加や金融コストの減少により、当期純利益は0.9%増益を見込み、1口当たり分配金は7,500円と、中期目標である7,500円を達成する見通し。 併せて、投資対象に都市型ホテルを追加することを発表。都市型商業施設と都市型ホテルを併せてポートフォリオの10%~30%の範囲で組み入れる予定(但し、9月開催予定の投資主総会にて承認を要する)。投資対象となるホテルは、収益安定とリスク低減を目的に、長期の固定賃料の契約とする。
第35期実績 | 第36期予想 | 前期比 | 第37期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 16,101百万円 | 15,886百万円 | ▲1.3% | 15,841百万円 | ▲0.3% |
当期利益 | 7,216百万円 | 6,858百万円 | ▲5.0% | 6,923百万円 | 0.9% |
分配金総額 | 6,811百万円 | 6,858百万円 | 0.7% | 6,923百万円 | 0.9% |
1口当たり分配金 | 7,380円 | 7,430円 | 0.7% | 7,500円 | 0.9% |
<ポートフォリオ構築方針> | |||||
変更前 | 変更後 | 投資比率 | |||
オフィス | オフィス | 70%~90% | |||
商業施設 | 都市型商業施設・ホテル | 10%~30% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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