(2017/02/10)
オリックス不動産投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は9期連続となる。 発行口数は147,978口、オーバーアロットメントによる売出口数は7,399口。これにより発行後の投資口数は6.2%増の2,680,000口となる予定。調達額は約263億円を見込み、1月に取得した「サンルートプラザ東京」に伴う短期借入金の返済に充当する。これにより増資前の有利子負債比率46.5%が42.8%に低下する見込み。 これらに伴い、第30期(平成29年2月期)業績予想を修正。12月に売却した「東陽MKビル」の売却益1,018百万円が寄与し、10月に公表した業績予想に対し15.3%増益を見込む。売却益のうち856百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,120円と前回予想を4%上回る見通し。 第31期(平成29年8月期)は「サンルートプラザ東京」の賃貸収益が寄与し、前回予想比7.2%増益を見込み、投資口数が増加するも1口当たり分配金は3,000円と1%上回る見通し。 併せて第32期(平成30年2月期)業績予想を発表。12月公表した「ホテルリブマックス名古屋栄アネックス」を取得予定。融資手数料や投資口発行費用の減少が寄与し、前期予想比1.3%増益を見込み、1口当たり分配金は3,040円となる見通し。
第30期予想 | (前回予想) | 増減率 | |
営業収益 | 22,183百万円 | 21,013百万円 | 5.6% |
当期利益 | 8,732百万円 | 7,573百万円 | 15.3% |
分配金総額 | 7,876百万円 | 7,573百万円 | 4.0% |
1口当たり分配金 | 3,120円 | 3,000円 | 4.0% |
第31期予想 | (前回予想) | 増減率 | |
営業収益 | 22,114百万円 | 21,311百万円 | 3.8% |
当期利益 | 8,040百万円 | 7,497百万円 | 7.2% |
分配金総額 | 8,040百万円 | 7,497百万円 | 7.2% |
1口当たり分配金 | 3,000円 | 2,970円 | 1.0% |
第32期予想 | (第31期予想) | 増減率 | |
営業収益 | 22,036百万円 | 22,114百万円 | ▲0.4% |
当期利益 | 8,147百万円 | 8,040百万円 | 1.3% |
分配金総額 | 8,147百万円 | 8,040百万円 | 1.3% |
1口当たり分配金 | 3,040円 | 3,000円 | 1.3% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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