(2025/08/27)
日本都市ファンド投資法人(JMF)が、物件入替えを行う。 JMFが取得する物件は、富士ソフトグループが保有するオフィスビル及び底地の計14物件、取得額は計686.53億円。 富士ソフトグループは3月にJMFのスポンサーであるKKRの傘下となった。これに伴いJMFが富士ソフトグループのオフィスビル及び底地を一括取得し、同社へ賃貸する。マーケット賃料の変動率に連動した賃料形態を採用し、賃料増額を見込む。 一方、JMFが売却する物件は、港区赤坂にある「JMFビル赤坂01」。築40年を超え将来的な収益増加が期待できないことから、売却を決定した。売却額は77億円。売却先は日鉄興和不動産。 これら物件入替え後のポートフォリオ全体の規模は1兆3,056億円となる。 本売却により売却益31億円が第48期(2026年2月期)に計上されるが、売却益は一旦内部留保し、第51期(2027年8月期)から第53期(2028年8月期)に3分割して分配する予定。 これらに伴い業績予想を修正。 第47期(2025年8月期)は、JMFビル神宮前01等3物件の売却益を加算、また既存物件の収益増加により、4月に公表した業績予想に対し10.8%増益を見込む。1,192百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,820円と1.8%増となる見通し。 第48期(2026年2月期)は、上記の新規14物件の賃貸収益、JMFビル赤坂01の売却益を加算し、前回予想比17.2%増益を見込む。差引き2,153百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は2,950円と3.5%増となる見通し。
第47期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 49,173百万円 | 46,982百万円 | 4.7% |
当期利益 | 21,475百万円 | 19,388百万円 | 10.8% |
分配金総額 | 20,283百万円 | 19,924百万円 | 1.8% |
1口当たり分配金 | 2,820円 | 2,770円 | 1.8% |
第48期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 51,553百万円 | 47,450百万円 | 8.6% |
当期利益 | 23,371百万円 | 19,939百万円 | 17.2% |
分配金総額 | 21,218百万円 | 20,499百万円 | 3.5% |
1口当たり分配金 | 2,950円 | 2,850円 | 3.5% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
1 | 日本ホテル&レジデンシャル | +0.75% |
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2 | 三井不動産アコモ | +0.65% |
3 | 野村不動産マスター | +0.50% |
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