(2024/09/25)
日本都市ファンド投資法人が、投資口の追加発行を行う。公募増資は2017年以来7年半ぶり、スポンサーがKKRに交代してから初めてとなる。 発行口数は204,100口、オーバーアロットメントによる売出口数は10,200口。これにより発行後の投資口数は3.1%増の7,192,809口となる予定。 調達額は206億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。 新たに取得する物件は、「ユニモちはら台」等、4物件、取得額は計570.97億円。これにより本物件取得後及び公表済の物件入替え後の2025年8月末時点のポートフォリオ全体の規模は1兆2,820億円となる予定。 これらに伴い業績予想を修正。第46期(2025年2月期)は、新規4物件の収益を反映し、9月4日に公表した業績予想に対し3.4%増益を見込む。内部留保より567百万円を取崩し、投資口数が増加するも1口当たり分配金は2,780円と1.1%増となる見通し。 併せて第47期(2025年8月期)業績予想を発表した。第46期に取得する物件が通期寄与するが、物件売却益の減少により、前期予想比3.8%減益を見込む。内部留保より436百万円を取り崩すが、1口当たり分配金は2,660円と前期予想比4.3%減となる見通し。 インフレ環境下で将来の収益増加を期待し都市部の物件に集中投資する方針。また積極的な物件売却を継続して行い、1口当たり分配金及び1口当たりNAVの成長によるトータルリターンの向上を目指す。
<取得> | ||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 還元利回り | 売主 |
ユニモちはら台 | 千葉県市原市 | 30,000百万円 | 4.20% | 非開示 |
Gビル神宮前10 | 東京都渋谷区 | 7,020百万円 | 2.70% | 表参道ブリッジ合同会社 |
JMFビル横浜港北01 | 神奈川県横浜市 | 5,477百万円 | 3.90% | ヨコハマブリッジ合同会社 |
JMFビル大阪福島02 | 大阪府大阪市 | 14,600百万円 | 3.50% | 非開示 |
合計 | 57,097百万円 | |||
第46期予想 | (修正前) | 増減率 | ||
営業収益 | 45,740百万円 | 44,159百万円 | 3.6% | |
当期利益 | 19,428百万円 | 18,792百万円 | 3.4% | |
分配金総額 | 19,996百万円 | 19,190百万円 | 4.2% | |
1口当たり分配金 | 2,780円 | 2,750円 | 1.1% | |
第47期予想 | (第46期予想) | 増減率 | ||
営業収益 | 45,715百万円 | 45,740百万円 | ▲0.1% | |
当期利益 | 18,696百万円 | 19,428百万円 | ▲3.8% | |
分配金総額 | 19,132百万円 | 19,996百万円 | ▲4.3% | |
1口当たり分配金 | 2,660円 | 2,780円 | ▲4.3% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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