(2018/04/16)
日本リテールファンド投資法人が、第32期(平成30年2月期)決算を発表した。 第32期は「Gビル御堂筋02」等6物件を取得。これによる賃貸収益の増加に加え、「MARINE&WALK YOKOHAMA」のテナントの解約に伴う違約金収入851百万円発生に伴い、前期比7.1%増益。また自己投資口の取得及び消却を行い、投資口数が1.8%減少。解約違約金のうち719百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より31百万円を取崩し、1口当たり分配金は4,410円と前期を2.7%上回った。自己投資口取得に伴う1口当たり分配金への寄与は+80円。 期末のポートフォリオは100物件、資産規模(取得額合計)は9,101億円、有利子負債比率は45.0%。 第33期(平成30年8月期)は、「川崎ルフロン」のテナントである丸井が4月に閉店する。前期に取得した物件が通期寄与する一方、川崎ルフロンの空室及びリニューアル工事費用等により、前期比12.5%減益を見込む。但し、内部留保476百万円、一時差異等調整積立金より418百万円を取崩し、1口当たり分配金は4,430円となる見通し。 第34期(平成31年2月期)は、川崎ルフロンの通期空室及びリニューアル工事費用等により、前期予想比1.8%減益を見込む。一時差異等調整積立金より1,083百万円を取崩し、1口当たり分配金は4,430円と前期予想と同額を見込む。 なお、川崎ルフロンは、第35期(平成31年8月期)以降、段階的に専門店がオープンする予定。
第32期実績 | 第33期予想 | 前期比 | 第34期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 31,967百万円 | 31,965百万円 | ▲0.0% | 30,767百万円 | ▲3.7% |
当期利益 | 12,232百万円 | 10,703百万円 | ▲12.5% | 10,514百万円 | ▲1.8% |
分配金総額 | 11,545百万円 | 11,597百万円 | 0.5% | 11,597百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 4,410円 | 4,430円 | 0.5% | 4,430円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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