(2015/04/13)
日本リテールファンド投資法人が第26期(平成27年2月期)決算を発表した。第26期は、投資口の追加発行を行い「DFS T ギャラリア沖縄」を含め商業施設7棟(うち3棟は追加取得)を取得する一方、「イオンモール神戸北」を一部売却した。大阪心斎橋8953ビルの賃料減額訴訟の和解金375百万円の特別損失を計上する一方、物件取得による賃貸収益の増加、物件売却益785百万円計上が寄与し、前期比10.9%増益。物件売却益のうち502百万円を内部留保とし、投資口数が5.3%増加するも1口当たり分配金は4,180円と前期を0.4%上回った。期末のポートフォリオは88棟、資産規模(取得額計)は8,456億円、有利子負債比率は44.6%。第27期(平成27年8月期)は、「エディオン京橋店」の底地を取得済。前期に取得した物件が通期寄与する一方、前期の売却益がなくなること、「mozoワンダーシティ」のリニューアル及び「Gビル自由が丘01」の建替に伴う除却損計上等により、前期比6.6%減益を見込むが、内部留保より206百万円を取り崩し、1口当たり分配金は4,180円と前期と同水準を見込む。続く第28期(平成28年2月期)は「DFS T ギャラリア沖縄」の底地を追加取得。前期予想比0.3%増益を見込み、内部留保より181百万円を取り崩し、1口当たり分配金は4,180円となる見通し。
第26期実績 | 第27期予想 | 前期比 | 第28期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 31,399百万円 | 30,613百万円 | ▲2.5% | 30,763百万円 | 0.5% |
当期利益 | 10,658百万円 | 9,951百万円 | ▲6.6% | 9,977百万円 | 0.3% |
分配金総額 | 10,158百万円 | 10,158百万円 | 0.0% | 10,158百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 4,180円 | 4,180円 | 0.0% | 4,180円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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