(2020/10/15)
三菱地所物流リート投資法人が、第8期(2020年8月期)決算を発表した。 第8期における物件取得はなし。前期に取得した物件の通期稼働が寄与し、前期比1.4%増益。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は6,003円となった。 期末のポートフォリオは15物件、資産規模(取得額合計)は1,137億円、有利子負債比率は29.4% 第9期(2021年2月期)は、投資口の追加発行を行い「ロジクロス名古屋笠寺」等、5物件を取得。これにより前期比23.3%増益を見込む。投資口数が13.9%増加するも、1口当たり利益分配金は前期比8.2%増加する。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は6,520円となる見通し。 第10期(2021年8月期)は、固都税の増加により、前期予想比3.1%減益を見込む。一時的に賃貸収益が減少するため、利益超過分配を減価償却費の34%相当に増額し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は6,438円となる見通し。 なお、有利子負債比率は、第9期末に31.5%、第10期末に30.9%を想定。 引き続き公募増資と低いレバレッジを活用し、1口当たり分配金の成長と、中期目標である資産規模2,000億円を目指す。
第8期実績 | 第9期予想 | 前期比 | 第10期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 3,342百万円 | 4,222百万円 | 26.3% | 4,215百万円 | ▲0.2% |
当期利益 | 1,654百万円 | 2,039百万円 | 23.3% | 1,977百万円 | ▲3.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
5,411円 | 5,857円 | 8.2% | 5,677円 | ▲3.1% |
1口当たり利益超過分配金 | 592円 | 663円 | 12.0% | 761円 | 14.8% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
6,003円 | 6,520円 | 8.6% | 6,438円 | ▲1.3% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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