(2025/10/16)
三菱地所物流リート投資法人が、第18期(2025年8月期)決算を発表した。 第18期は、「ロジクロス大阪交野」と「MJインダストリアルパーク神戸西(底地)」を取得した。これにより賃貸収益は増加したが、前期の物件売却益がなくなったため、前期比20%減益。減価償却費の28.4%の利益超過分配を行い、また投資口数3分割、更に自己投資口の消却により投資口数が1.7%減少し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,829円(分割前換算8,487円)となった。 期末のポートフォリオは37物件、資産規模(取得額合計)は2,806億円、有利子負債比率は42.7%。 第19期(2026年2月期)は、前期に取得した物件の通期稼働や既存物件の内部成長が寄与するが、修繕費やリーシング費用、支払利息の増加により、前期比0.6%減益を見込む。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,832円となる見通し。 第20期(2026年8月期)は、既存物件の内部成長が寄与する一方、固都税や支払利息の増加により、当期利益は前期と同水準を見込む。減価償却費の30%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,835円となる見通し。 前期に設定した今後2年程度の短期目標の進捗は、巡航分配金の成長率年3.5%以上を達成した。もう一つの目標である年10億円程度の含み益の還元を目指し、引き続き物件売却を進め、売却代金を活用した自己投資口取得や物件取得により、今後1年間で100円以上の巡航分配金の成長を目指す。
| 第18期実績 | 第19期予想 | 前期比 | 第20期予想 | 前期比 | |
| 営業収益 | 8,041百万円 | 8,137百万円 | 1.2% | 8,191百万円 | 0.7% |
| 当期利益 | 3,806百万円 | 3,782百万円 | ▲0.6% | 3,783百万円 | 0.0% |
| 1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,563円 | 2,547円 | ▲0.6% | 2,548円 | 0.0% |
| 1口当たり利益超過分配金 | 266円 | 285円 | 7.1% | 287円 | 0.7% |
| 1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
2,829円 | 2,832円 | 0.1% | 2,835円 | 0.1% |
| 1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
|---|---|---|
| 2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
| 3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
| 4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
| 5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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