(2022/04/19)
野村不動産マスターファンド投資法人が、第13期(2022年2月期)決算を発表した。 第13期は、「Landport青梅Ⅲ」を取得、「NMF宇都宮ビル」「駿台あざみ野校」を売却した。ポートフォリオの43%を占めるオフィスの期中平均稼働率は96.6%と前期より0.7ポイント低下したが、期末には97.9%まで改善した。NMF宇都宮ビルの売却益162百万円を計上する一方、解約違約金収入の減少、駿台あざみの校の売却損300百万円計上より、前期比0.5%減益。のれん償却費と物件売却損相当額の計2,922百万円を加算し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,244円と前期比1.3%減となった。 期末のポートフォリオは298物件、資産規模(取得額合計)は1兆813億円、有利子負債比率は43.6%。 第14期(2022年8月期)は「プライムアーバン東中野コート」等3物件を取得、「一番町stear」を売却する。新規物件の賃貸収益、一番町stearの売却益757百万円、前期の物件売却損がなくなること等により、前期比6.8%増益を見込む。300百万円を内部留保する一方、のれん償却費相当2,622百万円を加算し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,296円と前期比1.6%増となる見通し。 第15期(2023年2月期)は「野村不動産東日本橋ビル」の一部を売却する。物件売却益の減少や物流施設のテナント退去を想定し、前期予想比2.5%減益を見込む。のれん償却費相当2,622百万円を加算し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,289円となる見通し。
第13期実績 | 第14期予想 | 前期比 | 第15期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 37,520百万円 | 38,762百万円 | 3.3% | 38,243百万円 | ▲1.3% |
当期利益 | 12,377百万円 | 13,220百万円 | 6.8% | 12,888百万円 | ▲2.5% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,625円 | 2,800円 | 6.7% | 2,732円 | ▲2.4% |
1口当たり利益超過分配金 | 619円 | 496円 | ▲19.9% | 557円 | 12.3% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,244円 | 3,296円 | 1.6% | 3,289円 | ▲0.2% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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