(2021/04/14)
野村不動産マスターファンド投資法人が、第11期(2021年2月期)決算を発表した。 第11期は「Landport青梅Ⅱ」を取得、「三菱自動車葛飾店」底地の一部を売却した。新規物件の賃貸収益、コロナ禍による賃料減免額の減少、解約違約金収入の増加等により、前期比1.7%増益。のれん償却額2,622百万円に加え、コロナ禍による減収分62百万円を加算し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,330円と業績予想を維持した。 期末のポートフォリオは299物件、資産規模(取得額合計)は1兆662億円、有利子負債比率は43.3%。 第12期(2021年8月期)は、ポートフォリオ全体の44%を占めるオフィスの平均稼働率が前期の99.2%から97.9%へ低下することを想定。また都市型商業施設の解約や賃料減免、ホテルのオペレーター変更によるダウンタイム、固都税の増加等を反映し、前期比4.1%減益を見込む。のれん償却額2,622百万円に加え、コロナ禍を要因とする減収分393百万円を内部留保より取崩し、1口当たり分配金は3,288円と前期に公表した業績予想を維持する見込み。 第13期(2022年2月期)は、オフィスのリーシングの長期化を想定し、前期予想比0.9%減益を見込む。のれん償却額2,622百万円を加算し、1口当たり分配金は3,180円となる見通し。
第11期実績 | 第12期予想 | 前期比 | 第13期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 38,064百万円 | 37,627百万円 | ▲1.1% | 37,450百万円 | ▲0.5% |
当期利益 | 13,016百万円 | 12,488百万円 | ▲4.1% | 12,372百万円 | ▲0.9% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金を含まない) |
2,761円 | 2,647円 | ▲4.1% | 2,623円 | ▲0.9% |
1口当たり 利益超過分配金 |
569円 | 641円 | 12.7% | 557円 | ▲13.1% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金を含む) |
3,330円 | 3,288円 | ▲1.3% | 3,180円 | ▲3.3% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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