(2019/10/15)
野村不動産マスターファンド投資法人が、第8期(2019年8月期)決算を発表した。 第8期は、投資口の追加発行を行い「Landport青梅Ⅰ」等、11物件を取得。 前期の物件売却益がなくなるが、賃貸収益の増加により、前期比1.1%増益。のれん償却費2,622百万円、晴海トリトンZ棟及びLandport浦安の大口テナント退去による一時的な減収の補填として288百万円を内部留保より取崩し、投資口数が5.2%増加するも、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,209円と前期比2.6%増となった。 期末のポートフォリオは289物件、資産規模(取得額合計)は1兆112億円、有利子負債比率は43.9%。 第9期(2020年2月期)は、既存物件の増収、修繕費や支払利息の減少により、前期比2.4%増益を見込む。のれん償却費2,622百万円の他、大口テナント退去による一時的な減収の補填として174百万円を内部留保より取崩し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,248円と前期比1.2%増となる見通し。 第10期(2020年8月期)は、固都税が増加する一方、修繕費の減少により、前期予想比1.4%増益を見込む。のれん償却費2,622百万円の他、大口テナントの退去の減収分89百万円を内部留保より取崩し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,266円と前期予想比0.6%増となる見通し。
第8期実績 | 第9期予想 | 前期比 | 第10期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 36,617百万円 | 36,712百万円 | 0.3% | 36,873百万円 | 0.4% |
当期利益 | 11,690百万円 | 11,976百万円 | 2.4% | 12,140百万円 | 1.4% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,571円 | 2,632円 | 2.4% | 2,669円 | 1.4% |
1口当たり利益超過分配金 | 638円 | 616円 | ▲3.4% | 597円 | ▲3.1% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,209円 | 3,248円 | 1.2% | 3,266円 | 0.6% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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