(2017/04/14)
野村不動産マスターファンド投資法人が、第3期(平成29年2月期)決算を発表した。 第3期は、トップリート投資法人と合併し「日本電気本社ビル」等19物件を承継、またスポンサーである野村不動産が開発した物流施設1物件を取得した。これにより賃貸収益は増加するが、前期の物件売却益の反動減、合併費用及び減損損失計上により、前期比7.3%減益。合併費用及びのれん償却額相当額計3,994百万円を利益超過分配とし、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,028円となった。 期末のポートフォリオは272物件、資産規模(取得額合計)は9,328億円、有利子負債比率は45.1%。 第4期(平成29年8月期)は「中座くいだおれビル」等7物件を取得する一方、「天王洲パークサイドビル」等6物件を売却。物件売却益1,052百万円が寄与し、前期比24.3%増益を見込む。のれん償却費相当額より物件売却益相当額を差引いた1,903百万円を利益超過分配とし、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,950円となる見通し。
第3期実績 | 第4期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 34,714百万円 | 35,869百万円 | 3.3% |
当期利益 | 8,670百万円 | 10,776百万円 | 24.3% |
利益分配金総額 | 8,671百万円 | 10,436百万円 | 20.4% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金を含まない) |
2,073円 | 2,495円 | 20.4% |
1口当たり 利益超過分配金 |
955円 | 455円 | ▲52.4% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金を含む) |
3,028円 | 2,950円 | ▲2.6% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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