積水ハウス・リート投資法人

J-REIT銘柄情報

3309 積水ハウス・リート投資法人

積水ハウス・リート投資法人が第16期決算を発表、1口当たり実績分配金は1,714円

(2022/12/15)

積水ハウス・リート投資法人が、第16期(2022年10月期)決算を発表した。 第16期は、「プライムメゾン江古田の杜」「プライムメゾン早稲田通り」を取得、「ザ・リッツ・カールトン京都」を売却した。オフィスの稼働率低下により、ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は96.6%と前期より0.3ポイント低下した。オフィスの賃貸収入が減少する一方、新規物件の収益や物件売却益710百万円が寄与し、前期比6.8%増益。一時差異等調整積立金及び圧縮積立金より計305百万円を取崩し、また自己投資口の取得により投資口数は1.1%減少したことにより、1口当たり分配金は1,714円と前期より0.9%増となった。 期末のポートフォリオは120物件、資産規模(取得額合計)は5,544億円、有利子負債比率は45.2%。 第17期(2023年4月期)は、引き続きオフィスの稼働率低下により、ポートフォリオの期中平均稼働率96.2%と前期より0.4ポイント低下する想定。前期の物件売却益がなくなるため、前期比11.9%減益を見込む。内部留保残額の取崩しに加え、税会不一致による一時差異等調整引当額の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は1,714円と前期と同額となる見通し。 第18期(2023年10月期)は、オフィスの稼働率改善によりポートフォリオの期中平均稼働率は96.5%と前期予想より0.3ポイント上昇する想定。現時点で未契約であるが、住宅の売却を予定し、売却益428百万円計上を想定する。これにより前期予想比1.3%増益を見込む。第17期に内部留保の取崩しが終了するため、一時差異等調整引当額の利益分配分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は1,681円となる見通し。 当面は、オフィスの稼働回復、住宅の賃料増額、物件入替えによる売却益、利益超過分配の活用により、1口当たり分配金1,700円程度を維持する方針。 なお、旗艦物件であるガーデンシティ品川御殿山の賃貸面積34%を占める主要テナントが、第19期となる2024年1月に退去予定。仮に中長期的に稼働回復が見込めない場合は、売却の可能性やオフィスの投資方針の見直しを検討する。

           
  第16期実績 第17期予想 前期比 第18期予想 前期比
営業収益 15,797百万円 15,224百万円 ▲3.6% 15,541百万円 2.1%
当期利益 7,204百万円 6,345百万円 ▲11.9% 6,425百万円 1.3%
1口当たり分配金
(利益超過分配金含まない)
1,714円 1,701円 ▲0.8% 1,466円 ▲13.8%
1口当たり利益超過分配金 0円 13円 - 215円 1,553.8%
1口当たり分配金
(利益超過分配金含む)
1,714円 1,714円 0.0% 1,681円 ▲1.9%

積水ハウス・リート投資法人の記事を最新5件
2024/10/11
積水ハウス・リート投資法人が赤坂ガーデンシティを2025年5月に売却
2024/08/22
積水ハウス・リート投資法人が米国ワシントンD.C.の不動産投資を発表、業績予想を修正
2024/07/31
積水ハウス・リート投資法人がプライムメゾン森下ウエストとプライムメゾン横浜ウエストを取得
2024/06/14
積水ハウス・リート投資法人が第19期決算を発表、1口当たり実績分配金(利益超過分配金含む)は2,095円
2024/05/28
積水ハウス・リート投資法人が初の海外不動産投資、業績予想を修正
決算発表動画
物件取得価格ランキング
1 新宿三井ビルディング 1,700億円
2 飯田橋グラン・ブルーム 1,389億円
3 六本木ヒルズ森タワー 1,154億円
4 汐留ビルディング 1,069億円
5 東京汐留ビルディング 825億円
株価値上り率ランキング
1 日本プロロジス +1.86%
2 大和ハウスリート +1.82%
3 CREロジ +1.77%
* 当サイトはJ-REIT(不動産投資信託)の情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としておりません。
* 当サイトの情報には万全を期しておりますがその内容を保証するものではなくまた予告なしに内容が変わる(変更・削除)することがあります。
* 当サイトの情報については、利用者の責任の下に行うこととし、当社はこれに係わる一切の責任を負うものではありません。
* 当サイトに記載されている情報の著作権は当社に帰属します。当該情報の無断での使用(転用・複製等)を禁じます。