積水ハウス・リート投資法人

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積水ハウス・リート投資法人が第20期決算、自己投資口の取得を発表

(2024/12/16)

積水ハウス・リート投資法人が、第20期(2024年10月期)決算を発表した。 第20期は、住宅を中心とした総合型REITへ転換を図るべく、物件入替えを推進。「プライムメゾン森下ウエスト」等国内の住宅5物件を取得、米国の住宅を裏付資産とするSPCへの出資を行う一方、「ガーデンシティ品川御殿山」等3物件を売却した。売却した物件の賃貸収益が減少したが、物件売却益の増加、前期の物件売却損や減損損失がなくなったことにより、前期比138%増益。一時差異等調整引当額の戻し入れを行い、1口当たり分配金は1,817円となった。 期末のポートフォリオは136物件、資産規模(取得額合計)は5,344億円、有利子負債比率は45.3%。また住宅の投資比率は70%に上昇した。 併せて自己投資口の取得を行うことを発表した。SHRによる自己投資口の取得は、2022年6月以来2年半ぶり、2回目となる。 取得する投資口数は上限35,000口(発行済投資口数の0.8%)、取得総額は上限20億円。取得した投資口は全て2025年4月期中に消却する予定。 第21期(2025年4月期)は、米国の住宅2件目となるSPC出資を行う一方、「本町ガーデンシティ(オフィス部分)」等2物件を売却する。米国住宅投資の配当が寄与するが、物件売却益が減少するため、前期比15.5%減益を見込む。1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,320円と前期比27%増となる見通し。 第22期(2025年10月期)は、「赤坂ガーデンシティ」等2物件を売却する。売却する物件の賃貸収益の減少、金利コストの増加により、前期予想比5.2%減益を見込み、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,200円となる見通し。 なお、業績予想に自己投資口の取得及び消却の影響は考慮していない。 収益性の低い物件の入替えが概ね完了したことから、今後は分配金成長に軸足を置き、第24期(2026年10月期)までに巡航分配金1,500円の回復を目指す。 また第22期に売却する赤坂ガーデンシティの売却代金を活用して、米国の住宅「シティリッジ」の追加投資を検討する。

           
  第20期実績 第21期予想 前期比 第22期予想 前期比
営業収益 21,751百万円 19,490百万円 ▲10.4% 19,137百万円 ▲1.8%
当期利益 11,824百万円 9,992百万円 ▲15.5% 9,474百万円 ▲5.2%
分配金総額
(利益超過分配金含む)
7,961百万円 10,162百万円 27.6% 9,640百万円 ▲5.1%
1口当たり分配金
(利益超過分配金含まない)
1,817円 2,281円 25.5% 2,162円 ▲5.2%
1口当たり利益超過分配金 0円 39円 - 38円 ▲2.6%
1口当たり分配金
(利益超過分配金含む)
1,817円 2,320円 27.7% 2,200円 ▲5.2%

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