(2020/12/15)
積水ハウス・リート投資法人が、第12期(2020年10月期)決算を発表した。 第12期における物件取得はなし。住宅の稼働率が低下、固都税が増加となる一方、前期に取得した物件の通期稼働により、前期比小幅増益。一時差異等調整積立金より136百万円、またコロナ禍の影響として圧縮積立金より96百万円を各々取崩し、1口当たり分配金は1,685円と前期比1.2%増となった。 期末のポートフォリオは121物件、5,329億円、有利子負債比率は45.1%と前期から変動なし。 第13期(2021年4月期)は、住宅の稼働率を保守的に想定、また修繕費等の賃貸費用の増加により、前期比2.6%減益を見込む。一時差異等調整積立金より161百万円、圧縮積立金より62百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,641円となる見通し。 第14期(2021年10月期)は、ザ・リッツ・カールトン京都の変動賃料を見込まないため、前期予想比4.2%減益を想定。なお、ホテルの変動賃料差額分は内部留保より取り崩す方針。一時差異等調整積立金より173百万円、圧縮積立金より274百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,626円となる見通し。 中期目標に掲げている1口当たり分配金1,800円は一旦取り下げ、コロナ収束後に改めて発表する予定。
第12期実績 | 第13期予想 | 前期比 | 第14期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 14,826百万円 | 14,868百万円 | 0.3% | 14,526百万円 | ▲2.3% |
当期利益 | 6,992百万円 | 6,814百万円 | ▲2.5% | 6,525百万円 | ▲4.2% |
分配金総額 | 7,226百万円 | 7,037百万円 | ▲2.6% | 6,973百万円 | ▲0.9% |
1口当たり分配金 | 1,685円 | 1,641円 | ▲2.6% | 1,626円 | ▲0.9% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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