(2018/09/12)
ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人が、第13期(2018年7月期)決算を発表した。 第13期は、3月にジャパン・シニアリビング投資法人と合併し、ヘルスケア施設14物件を承継、更に「エクセレント北野」を取得する一方、「KDX新町レジデンス」を売却し、ポートフォリオは129物件、資産規模(取得額合計)は1,928億円となった。 これによる賃貸収益の増加や物件売却益436百万円、また合併による負ののれん2,574百万円を計上し、当期純利益は前期比130%増益。物件売却益のうち136百万円を内部留保する一方、負ののれんより457百万円を取崩し、分配金総額3,152百万円。投資口2分割により、1口当たり分配金は4,026円と前期(分割後換算)を15.9%上回った。期末の有利子負債比率は49.7%。 第14期(2019年1月期)は、投資口の追加発行を行い、9物件を取得。前期の物件売却益がなくなる一方、賃貸収益の増加により、経常利益ベースで前期比17.5%増益を見込む。一時差異等調整積立金より20百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,852円となる見通し。 第15期(2019年7月期)は、固都税の増加等により前期予想比2.6%減益を見込む。一時差異等調整積立金より20百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,753円となる見通し。 なお、今後はヘルスケア施設が外部成長の中心となると考え、運用ガイドラインを一部変更。ヘルスケア施設の投資割合を従来の20%以下から30%以下へ引き上げた。 今後の目標として、2022年までに資産規模3,000億円、巡航ベースの1口当たり分配金4,000円を目指す。
第13期実績 | 第14期予想 | 前期比 | 第15期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 7,097百万円 | 7,528百万円 | 6.1% | 7,578百万円 | 0.7% |
当期利益 | 5,416百万円 | 3,338百万円 | ▲38.4% | 3,253百万円 | ▲2.5% |
分配金総額 | 3,152百万円 | 3,347百万円 | 6.2% | 3,261百万円 | ▲2.6% |
1口当たり分配金 | 4,026円 | 3,852円 | ▲4.3% | 3,753円 | ▲2.6% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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