(2021/09/16)
アドバンス・レジデンス投資法人が、第22期(2021年7月期)決算を発表した。 第22期は「レジディア京都壬生」を取得。ポートフォリオの稼働率は3月に97%まで回復したが、その後解約の埋め戻しに難航し、5月は95.2%に低下。都心のシングルタイプの募集条件を緩和し、期末は95.9%まで改善した。賃貸収益は増加したが、前期の物件売却益の反動減により、前期比3.4%減益。一時差異等調整積立金及び内部留保より計525百万円を取崩し、1口当たり分配金は5,646円と前期比0.8%増となった。 期末のポートフォリオは272物件、資産規模(取得額合計)は4,592億円、有利子負債比率は48.2%。 第23期(2022年1月期)は、「レジディア代々木」「レジディア西新宿」を売却。期中平均稼働率は95.9%と前期と同水準を想定する。物件売却益432百万円が寄与し、前期比5.2%増益を見込む。物件売却益のうち255百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より335百万円を取崩し、1口当たり分配金は5,600円となる見通し。 第24期(2022年7月期)は、期中平均稼働率は96.1%を想定する。前期の物件売却益の反動減により、前期予想比5.6%減益を見込む。一時差異等調整積立金及び内部留保より計511百万円を取崩し、1口当たり分配金は5,600円と前期と同水準となる見通し。 コロナ禍により内部成長が難しいため、当面は外部成長に注力し、1口当たり利益5,360円、1口当たり分配金5,600円(内部留保を活用せず)の達成を目指す。
第22期実績 | 第23期予想 | 前期比 | 第24期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 16,884百万円 | 17,212百万円 | 1.9% | 16,922百万円 | ▲1.7% |
当期利益 | 7,294百万円 | 7,675百万円 | 5.2% | 7,243百万円 | ▲5.6% |
分配金総額 | 7,819百万円 | 7,756百万円 | ▲0.8% | 7,756百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 5,646円 | 5,600円 | ▲0.8% | 5,600円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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