(2025/09/16)
アドバンス・レジデンス投資法人が、第30期(2025年7月期)決算を発表した。 第30期は、「レジディア板橋」等2物件を取得、「KC21ビル」等5物件を売却した。賃貸収益の増加、物件売却益1,664百万円が寄与し、前期比24.9%増益。物件売却益より1,235百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金及びその他の内部留保より計1,200百万円を取崩し、更に投資口2分割、自己投資口の消却に伴い投資口数0.5%減少により、1口当たり分配金は3,192円(分割前換算6,384円)となった。 期末のポートフォリオは286物件、資産規模(取得額合計)は4,939億円、有利子負債比率は48.9%。 第31期(2026年1月期)は、「レジディア西船橋」を取得、「レジディア横濱関内」等3物件を売却する。支払利息の増加等により、前期比0.8%減益を見込む。差引き18百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,170円と前期比0.7%減となる見通し。 第32期(2026年7月期)は、既存物件が増収となるが、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比17.2%減益を見込む。一時差異等調整積立金及びその他の内部留保より計1,176百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,042円となる見通し。 10月に開催予定の投資主総会にて規約変更の承認を条件とし、海外不動産(住宅)及び、住宅以外の用途を投資対象に加えることを発表した。海外不動産及び住宅以外の用途は合わせてポートフォリオの20%未満とし、住宅以外の用途は一時的な保有とする。 当面の巡航ベースの1口当たり分配金目標を3,000円(一時差異等調整積立金の定額取崩しを含む)に設定する。
第30期実績 | 第31期予想 | 前期比 | 第32期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 20,539百万円 | 20,550百万円 | 0.1% | 19,287百万円 | ▲6.1% |
当期利益 | 9,136百万円 | 9,059百万円 | ▲0.8% | 7,499百万円 | ▲17.2% |
分配金総額 | 9,104百万円 | 9,041百万円 | ▲0.7% | 8,676百万円 | ▲4.0% |
1口当たり分配金 | 3,192円 | 3,170円 | ▲0.7% | 3,042円 | ▲4.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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