(2025/07/30)
産業ファンド投資法人(IIF)が、「IIF東大阪ロジスティクスセンター」を売却する。 物件は、東大阪市にある、1991年竣工の物流施設。2023年に主要テナントと15年間の定期賃貸借契約を再契約したが、更なる収益が限定的である点や、築33年が経過し資本的支出の増加を懸念し、売却を決定した。売却額は52.5億円。簿価との差額は28.34億円となる。3期に分割して売却する。 併せて、本物件の売却代金を活用して自己投資口を取得することを発表した。IIFの自己投資口の取得は初めて。 取得する投資口数は上限10,000口(発行済投資口数の0.39%)、取得総額は上限10億円。取得した投資口は全て第37期(2026年1月期)中に消却する予定。 これらに伴い第37期業績予想を修正。第37期は、IIF東大阪ロジスティクスセンターの30%を売却する。売却益796百万円計上により、3月に公表した業績予想に対し8.9%増益を見込む。1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,480円と8.4%増となる見通し。 なお、自己投資口の取得による影響は織り込んでいない。 IIF東大阪ロジスティクスセンターの残り持分は、第38期(2026年7月期)と第39期(2027年1月期)に35%ずつ売却する予定。
<売却> | |||
物件名称 | IIF東大阪ロジスティクスセンター | ||
所在地 | 大阪府東大阪市 | ||
売却額 | 5,250百万円 | ||
簿価(2025/1末時点) | 2,415百万円 | ||
差額(売却額-簿価) | 2,835百万円 | ||
売却日 | 2025年8月、2026年6月、2026年8月(計3回) | ||
売却先 | 非開示 | ||
第37期予想 | (修正前) | 増減率 | |
営業収益 | 21,713百万円 | 20,902百万円 | 3.9% |
当期利益 | 8,402百万円 | 7,716百万円 | 8.9% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
3,312円 | 3,042円 | 8.9% |
1口当たり利益超過分配金 | 168円 | 168円 | 0.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,480円 | 3,210円 | 8.4% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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