(2016/02/16)
産業ファンド投資法人(IIF)が、第17期(平成27年12月期)決算を発表した。ガス検査施設の底地を取得。前期に取得した6物件の通期稼働が寄与し、前期比6.0%増益、1口当たり分配金は9,324円となった。期末のポートフォリオは43物件、資産規模(取得額合計)は2,045億円、有利子負債比率は50.2%。併せて、2物件の取得を発表。1件は静岡県掛川市の工場底地。テナントとの契約は30年間(10年間解約不可)。もう1件は、横浜・山下町に位置する自動車部品の研究施設。テナントとの契約残存期間は11.5年。IIFは本物件の共有持分0.3%を取得し、併せて残り99.7%の優先交渉権を取得する。これらに伴い、第18期(平成28年6月期)は、1月に取得した福岡の物流施設を含め3物件の取得や「IIF羽田空港メインテナンスセンター」の賃料増額改定が寄与し、前期比2.4%増益を見込み、1口当たり分配金は9,550円となる見通し。なお、ポートフォリオの総賃貸可能面積の1.8%占める「IIF東雲R&Dセンター」の一棟貸テナントである日本ユニシスが9月末に退去予定。IIFは、次テナントの誘致を優先しながら、資産入替の可能性も視野に入れ対応していく構え。
第17期実績 | 第18期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 7,788百万円 | 7,958百万円 | 2.2% |
当期利益 | 3,287百万円 | 3,367百万円 | 2.4% |
1口当たり分配金 | 9,324円 | 9,550円 | 2.4% |
物件名称 | IIF掛川マニュファクチュアリングセンター(底地) | ||
所在地 | 静岡県掛川市淡陽 | ||
取得金額 | 1,540百万円 | ||
想定NOI利回り | 5.6% | ||
割引率 | 5.1% | ||
竣工時期 | - | ||
取得日 | 平成28年4月15日 | ||
売主 | 日本商業開発(株) | ||
物件名称 | IIF横浜新山下R&Dセンター(準共有持分0.3%) | ||
所在地 | 神奈川県横浜市中区新山下 | ||
取得金額 | 11百万円 | ||
想定NOI利回り | 5.4% | ||
還元利回り | 4.8% | ||
竣工時期 | 平成19年8月 | ||
取得日 | 平成28年3月1日 | ||
売主 | 非開示 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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