(2021/10/15)
サンケイリアルエステート投資法人が、第5期(2021年8月期)決算を発表した。 第5期における物件取得はなし。期末稼働率は98.2%と前期より1.7ポイント低下した。融資関連費用の増加により、前期比0.2%減益と期初予想を下回ったため、利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,862円と業績予想を維持した。 期末のポートフォリオは12物件、資産規模(取得額合計)は715億円、有利子負債比率は47.3%。 第6期(2022年2月期)は、投資口の追加発行を行い、「品川シーサイドTSタワー」等4物件を取得し、資産規模は966億円に拡大。期末稼働率は97.8%と前期より低下を想定。新規物件が寄与し、前期比36.3%増益を見込む。投資口数が30.9%増加するも、1口当たり分配金は2,958円と前期比3.4%増となる見通し。期末の有利子負債比率は47.3%と前期と変わらない想定。 第7期(2022年8月期)は、期末稼働率が99.7%と大きく改善する見込み。固都税の増加により、前期予想比8.6%減益となり、1口当たり分配金は2,703円となる見通し。期末の有利子負債比率は47.1%を想定。
第5期実績 | 第6期予想 | 前期比 | 第7期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 2,176百万円 | 2,775百万円 | 27.5% | 2,808百万円 | 1.2% |
当期利益 | 1,014百万円 | 1,381百万円 | 36.2% | 1,262百万円 | ▲8.6% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
2,842円 | 2,958円 | 4.1% | 2,703円 | ▲8.6% |
1口当たり利益超過分配金 | 20円 | 0円 | ▲100.0% | 0円 | - |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
2,862円 | 2,958円 | 3.4% | 2,703円 | ▲8.6% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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