(2023/03/17)
エスコンジャパンリート投資法人が、第12期(2023年1月期)決算を発表した。 第12期における物件取得はなし。前期に発生した原状回復費収入がなくなったことや、リファイナンス費用の増加により、経常利益ベースでは前期比5.9%減となったが、資産運用会社からの損害賠償金666百万円計上により、当期利益は前期比46.6%増となり、1口当たり分配金は5,283円となった。 期末のポートフォリオは38物件、資産規模(取得額合計)は696億円、有利子負債比率は43.4%。 第13期(2023年7月期)は、リファイナンス費用が減少するが、テナント入替えによる減収、tonarie清和台の漏水事故によるテナントへの営業補償金発生、修繕費や管理費の増加により、経常利益ベースでは前期比9.2%減、前期の損害賠償金がなくなるため、当期利益は41%減となり、1口当たり分配金は3,077円となる見通し。 第14期(2024年1月期)は、リファイナンス費用が増加する一方、前期の営業補償金がなくなるため、前期予想比0.1%増益を見込み、1口当たり分配金は3,082円となる見通し。 2022年に資産運用会社が受けた行政処分に伴う業務改善は対応済(一部継続)。 併せて今後3年間の成長戦略を策定した。3年後の資産規模1,500億円に向けて段階的に実施していく予定。
第15期実績 | 第16期予想 | 前期比 | 第17期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 2,541百万円 | 2,507百万円 | ▲1.3% | 2,552百万円 | 1.8% |
当期利益 | 1,859百万円 | 1,083百万円 | ▲41.7% | 1,084百万円 | 0.1% |
1口当たり分配金 | 5,283円 | 3,077円 | ▲41.8% | 3,082円 | 0.2% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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