(2022/08/18)
ジャパンエクセレント投資法人が、第32期(2022年6月期)決算を発表した。 第32期は、「アークヒルズフロントタワー」を裏付資産とする匿名組合出資持分を取得する一方、「興和白金台ビル」を売却した。興和川崎西口ビル等のテナント退去や感染再拡大に伴いリーシングが遅れたことにより、期中平均稼働率は92.1%と前期より3.2ポイント低下した。稼働率低下や水道光熱費の増加により賃貸収益は減少したが、物件売却益797百万円が寄与し、前期比6.6%増益。356百万円を内部留保とし、自己投資口の消却により投資口数が1.1%減となるも、1口当たり分配金は2,800円と前期比1.5%減となった。 期末のポートフォリオは35物件、資産規模(取得額合計)は2,819億円、有利子負債比率は43.1%。 第33期(2022年12月期)は、「BIZCORE渋谷」を取得する一方、「新富町ビル」の共有持分40%を売却する。期中平均稼働率は90.5%と前期より1.6ポイント低下する想定。賃貸収入及び売却益の減少、水道光熱費及び修繕費の増加等により、前期比18.2%減益を見込む。内部留保より392百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,800円を維持する見通し。 第34期(2023年6月期)は、「新富町ビル」の共有持分60%を売却する。期中平均稼働率は94.1%と前期予想より3.6ポイント改善する想定。賃貸収入及び物件売却益の増加により、前期予想比9.4%増益を見込む。内部留保より76百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,800円となる見通し。 引き続き1口当たり分配金の下限目標2,800円を維持する方針。
第32期実績 | 第33期予想 | 前期比 | 第34期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 11,065百万円 | 10,545百万円 | ▲4.7% | 10,819百万円 | 2.6% |
当期利益 | 4,101百万円 | 3,353百万円 | ▲18.2% | 3,668百万円 | 9.4% |
分配金総額 | 3,745百万円 | 3,745百万円 | 0.0% | 3,745百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 2,800円 | 2,800円 | 0.0% | 2,800円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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