(2020/08/20)
ジャパンエクセレント投資法人が、第28期(2020年6月期)決算を発表した。 第28期は、投資口の追加発行を行い「グランフロント大阪」の持分を取得する一方、「JEI西本町ビル」持分80%及び「興和川崎西口ビル」持分30%を売却した。物件売却益1,704百万円計上、前期に発生した興和川崎西口ビルの売却損及び減損損失の反動増により、前期比150%増益。219百万円の内部留保、前期の一時差異等調整引当額1,406百万円の戻し入れを行い、1口当たり分配金は2,960円と前期を1.4%上回った。なお、コロナ禍の影響として、商業テナントを中心に賃料減免や支払猶予を実施した結果、30百万円の減収となった。 期末のポートフォリオは35物件、資産規模(取得額合計)は2,733億円、有利子負債比率は42.8%。 第29期(2020年12月期)は「JEI西本町ビル」残15%持分を売却する。これにより物件売却益314百万円が発生するが、売却益の減少や、コロナ禍の影響を保守的に見積もりオフィスのテナント退去や賃料減額等133百万円の収益減を想定し、前期比25%減益を見込む。物件売却益のうち151百万円を内部留保するも、1口当たり分配金は3,000円と1.4%増となる見通し。 第30期(2021年6月期)は、物件売却益の反動減、コロナ禍の影響による99百万円の収益減を想定し、前期予想比6.5%減益を見込み、1口当たり分配金は2,910円と3%減となる見通し。
第28期実績 | 第29期予想 | 前期比 | 第30期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 12,717百万円 | 11,131百万円 | ▲12.5% | 10,696百万円 | ▲3.9% |
当期利益 | 5,631百万円 | 4,210百万円 | ▲25.2% | 3,937百万円 | ▲6.5% |
分配金総額 | 4,004百万円 | 4,059百万円 | 1.4% | 3,937百万円 | ▲3.0% |
1口当たり分配金 | 2,960円 | 3,000円 | 1.4% | 2,910円 | ▲3.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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