(2024/11/20)
大和証券リビング投資法人が、第37期(2024年9月期)決算を発表した。 第37期は、「グランカーサ行徳」等3物件を取得、「willDo等々力」等4物件を売却。住宅は引き続き高稼働を維持するとともに、入替時及び更新時ともに賃料増減率が前期を上回った。原状回復費や支払利息が増加したが、賃貸収益及び物件売却益が寄与し、前期比6.7%増益。506百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より79百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,400円と前期比4.3%増となった。 期末のポートフォリオは252物件、資産規模(取得額合計)は4,001億円、有利子負債比率は51.2%。 第38期(2025年3月期)は、引き続き物件入替えを行い、「グランカーサ東中野」等都内の住宅2物件を取得する一方、「wiiDo金山」等名古屋の住宅5物件を売却する。賃貸収益は増加するが、物件売却益の減少により、前期比9.2%減益を見込む。一時差異等調整積立金より145百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,400円と前期と同額となる見通し。 第39期(2025年9月期)は、前期に取得した物件が通期寄与するが、物件売却益がなくなるため、前期予想比12%減益を見込む。一時差異等調整積立金より819百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,400円を維持する見通し。 今後の内部成長の方針として、住戸のリノベーション工事を毎期1億円程度実施し、競争力の向上を図る。 前期決算発表時に今後3年間で資産の10%程度の入替えを行う方針を示したとおり、引き続き物件入替えを促進し、物件売却益を還元するとともに、ポートフォリオの築年数の平準化を目指す。物件入替の期間中は、物件売却益計上により1口当たり分配金が2,400円~2,700円程度で推移する見通し。
第37期実績 | 第38期予想 | 前期比 | 第39期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 14,155百万円 | 13,281百万円 | ▲6.2% | 12,730百万円 | ▲4.1% |
当期利益 | 6,203百万円 | 5,631百万円 | ▲9.2% | 4,957百万円 | ▲12.0% |
分配金総額 | 5,776百万円 | 5,776百万円 | 0.0% | 5,776百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 2,400円 | 2,400円 | 0.0% | 2,400円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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