(2024/05/22)
大和証券リビング投資法人が、第36期(2024年3月期)決算を発表した。 第36期は、投資口の追加発行を行い、「エルプレイス江坂Ⅱ」等19物件を取得する一方、「コロネード春日」等4物件を売却した。ポートフォリオの72%を占める住宅の期中平均稼働率97.8%と前期と同じ。新規物件の賃貸収益及び物件売却益の増加が寄与し、前期比5.3%増益。売却益のうち356百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より79百万円を取崩し、投資口数が6.5%増加するも、1口当たり分配金は2,300円と3.1%増となった。 期末のポートフォリオは253物件、資産規模(取得額合計)は3,977億円、有利子負債比率は51.3%。 第37期(2024年9月期)は、前期に取得した物件が通期寄与するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期比13.5%減益を見込む。一時差異等調整積立金より505百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,300円と前期と同額となる見通し。 第38期(2025年3月期)は、賃貸収入の増加、修繕費や原状回復費の減少により、前期予想比1.9%増益を見込む。一時差異等調整積立金より409百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,300円と変わらない見通し。 引き続き1口当たり分配金の下限値を2,300円に設定し、不足する場合は内部留保を取り崩す方針。 更に今後3年は資産の10%程度の物件入替えを進め、ポートフォリオの質の向上を図るとともに、含み益を実現し分配金の成長を目指す。
第36期実績 | 第37期予想 | 前期比 | 第38期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 13,284百万円 | 12,637百万円 | ▲4.9% | 12,667百万円 | 0.2% |
当期利益 | 5,813百万円 | 5,030百万円 | ▲13.5% | 5,126百万円 | 1.9% |
分配金総額 | 5,535百万円 | 5,535百万円 | 0.0% | 5,535百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 2,300円 | 2,300円 | 0.0% | 2,300円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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