(2023/11/22)
大和証券リビング投資法人が、第35期(2023年9月期)決算を発表した。 第35期は、「グランカーサ南6条」等3物件を取得する一方、「ヴェルジェ枚方」等13物件を売却した。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は97.8%と前期より0.8ポイント低下したが、物件売却益802百万円が寄与し、前期比14.4%増益。物件売却益のうち558百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より79百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,231円と前期比1.4%増となった。 期末のポートフォリオは238物件、資産規模(取得額合計)は3,577億円、有利子負債比率は51.2%。 第36期(2024年3月期)は、投資口の追加発行を行い、「グランカーサ王子Ⅱ」等19物件を取得する一方、「コロネード春日」4物件を売却する。物件売却益1,149百万円が寄与し、前期比4.5%増益。物件売却益のうち315百万円を内部留保する一方、一時差異等調整積立金より79百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,300円となる見通し。 第37期(2024年9月期)は、前期に取得した物件が通期寄与するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比13%減益を見込む。一時差異等調整積立金より517百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,300円を維持する見通し。 引き続き物件入替えによりポートフォリオの質を向上しながら、資産規模拡大を目指す。また1口当たり分配金の下限値を2,300円に設定し、不足する場合は内部留保を取り崩す方針。
第35期実績 | 第36期予想 | 前期比 | 第37期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 12,769百万円 | 13,078百万円 | 2.4% | 12,454百万円 | ▲4.8% |
当期利益 | 5,523百万円 | 5,772百万円 | 4.5% | 5,018百万円 | ▲13.1% |
分配金総額 | 5,044百万円 | 5,535百万円 | 9.7% | 5,535百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 2,231円 | 2,300円 | 3.1% | 2,300円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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