(2015/11/13)
日本賃貸住宅投資法人が第19期(平成27年9月期)決算を発表した。第19期は投資口の追加発行を行い、レジデンス7棟を取得する一方、6棟を売却した。これにより差引き売却損102百万円が発生するが、賃貸収益の増加により、前期比9.9%増益。内部留保より141百万円を取り崩し、投資口数が11.2%増加するも、1口当たり分配金は1,747円と前期を4%上回った。期末のポートフォリオは193棟、資産規模(取得額合計)は2,097億円、有利子負債比率は49.5%。なお、5月の増資時に併せてスポンサーのオークツリーグループが投資口の売出しを行ったため、オークツリーグループの投資口保有比率が前期末の30.9%から5.4%へ低下。第20期(平成28年3月期)は、前期の物件売却損がなくなる一方、修繕費及び原状回復費の増加等により前期比7.6%減益を見込む。内部留保より270百万円を取り崩し、1口当たり分配金は1,700円となる見通し。続く第21期(平成28年9月期)は、前期予想比2.7%増益を見込み、内部留保より203百万円を取り崩し、1口当たり分配金は1,700円となる見通し。
第19期実績 | 第20期予想 | 前期比 | 第21期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 7,778百万円 | 7,690百万円 | ▲1.1% | 7,687百万円 | ▲0.0% |
当期利益 | 2,724百万円 | 2,516百万円 | ▲7.6% | 2,584百万円 | 2.7% |
分配金総額 | 2,865百万円 | 2,788百万円 | ▲2.7% | 2,788百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 1,747円 | 1,700円 | ▲2.7% | 1,700円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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