(2015/05/08)
日本賃貸住宅投資法人が第18期(平成27年3月期)決算を発表した。第18期は「セレニテ新大阪弐番館」等レジデンス3棟を取得。これによる賃貸収益が寄与する一方、前期の物件売却益がなくなったこと、修繕費及び減価償却費の増加等により、前期比4.6%減益、1口当たり分配金は1,680円となった。期末のポートフォリオは192棟、資産規模(取得価格計)は1,972億円、有利子負債比率は51.7%。併せて、投資口の追加発行と売出しを発表。発行口数は165,000口、売出しはスポンサーグループが保有する231,000口(国内売出し)及び99,000口(海外売出し)。またオーバーアロットメントによる売出し37,000口。これにより発行後の投資口数は11.2%増の1,640,060口となる予定。調達額は135億円を見込み、併せて発表した物件の取得資金に充当する。新たに取得する物件は「セレニテ本町グランデ」等レジデンス7棟、取得額は計143億円。これによりポートフォリオ全体の規模は7.3%増の2,115億円となる。これらに伴い、第19期(平成27年9月期)は、前期比2.3%増益を見込む。内部留保より252百万円を取り崩し、1口当たり分配金は1,700円と前期を1%上回る見通し。続く第20期(平成28年3月期)は前期予想比3.1%増益を見込む。内部留保より173百万円を取り崩し、1口当たり分配金は1,700円となる見通し。
第18期実績 | 第19期予想 | 前期比 | 第20期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 7,251百万円 | 7,602百万円 | 4.8% | 7,761百万円 | 2.1% |
当期利益 | 2,478百万円 | 2,535百万円 | 2.3% | 2,614百万円 | 3.1% |
分配金総額 | 2,478百万円 | 2,788百万円 | 12.5% | 2,788百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 1,680円 | 1,700円 | 1.2% | 1,700円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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