(2022/04/15)
大和ハウスリート投資法人が、第32期(2022年2月期)決算を発表した。 第32期は、投資口の追加発行を行い、「DPL流山Ⅲ」等5物件を取得する一方、「カスタリア大濠ベイタワー」を売却した。物件売却益が前期より減少したが、新規物件の賃貸収益が寄与し、前期比0.6%増益。のれん償却費相当額1,982百万円を加算する一方、売却益のうち159百万円差し引いた13,507百万円を分配する。投資口数5.6%増加により、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は5,822円と前期比4.8%減となった。 期末のポートフォリオは230物件、資産規模(取得額合計)は8,951億円、有利子負債比率(のれん含む)は42.2%。 第33期(2022年8月期)は、前期に取得した物件が通期寄与するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期比5.8%減益を見込む。のれん償却額相当額を加算し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は5,600円となる見通し。 第34期(2023年2月期)は、住宅の非繁忙期による原状回復費が減少するが、支払利息や融資関連費用の増加により、当期利益は前期予想と同水準を見込む。のれん償却額を加算し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は5,600円となる見通し。 資産規模約9,000億円に積み上がり、1口当たり巡航分配金5,600円の達成が視野に入ったことで、今後の成長戦略は、規模拡大の数値目標を掲げず、分配金の成長と併せて投資法人の社会価値向上を目的にESG戦略を更に強化する構え。
第32期実績 | 第33期予想 | 前期比 | 第34期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 30,264百万円 | 29,125百万円 | ▲3.8% | 29,121百万円 | ▲0.0% |
当期利益 | 11,685百万円 | 11,011百万円 | ▲5.8% | 11,012百万円 | 0.0% |
分配金総額 (利益超過分配金含む) |
13,507百万円 | 12,992百万円 | ▲3.8% | 12,992百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
5,116円 | 4,747円 | ▲7.2% | 4,750円 | 0.1% |
1口当たり利益超過分配金 | 706円 | 853円 | 20.8% | 850円 | ▲0.4% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
5,822円 | 5,600円 | ▲3.8% | 5,600円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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