(2025/10/17)
大和ハウスリート投資法人が、第39期(2025年8月期)決算を発表した。 第39期は、「セレッソブローテ桜新町」等3物件を取得、「フォレオひらかた」等2物件を売却した。これによる物件売却益4,332百万円が寄与し、前期比14.1%増益。のれん償却費等を加算する一方、フォレオひらかたの税会不一致解消に伴う一時差異等調整引当額の戻入れを行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は6,576円と前期比7.1%減となった。 期末のポートフォリオは230物件、資産規模(取得額合計)は9,099億円、有利子負債比率(のれん含む)は43.3%。 併せて「ダイワロイネットホテル西新宿」を取得することを発表した。 物件は、地下鉄西新宿駅より徒歩5分に位置する、2018年竣工、14階建の宿泊特化型ホテル。総客室数は280室。取得額は101.74億円。売主は芙蓉総合リース。 また自己投資口の取得を発表。自己投資口の取得は1年ぶり、3回目となる。 取得する投資口数は上限56,000口(発行済投資口数の1.22%)、取得総額は上限70億円。取得した投資口は2026年2月期中に消却する。 第40期(2026年2月期)は、上記物件他、「カスタリア西船橋Ⅱ」を取得、「Dプロジェクト町田」の残り80%を売却する。物件売却益の減少及び修繕費の増加により、前期比20%減益を見込む。Dプロジェクト町田の売却の税会不一致に伴い一時差異等調整引当額を利益超過分配として加算、更に投資口2分割と、自己投資口消却による投資口数1.2%減を反映し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,400円(分割前換算6,800円)となる見通し。 第41期(2026年8月期)は、賃貸収益が増加、修繕費が減少するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比6%減益を見込む。のれん償却費相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,915円となる見通し。 引き続き前期に設定した中期目標である、巡航分配金年平均2%成長により、2028年8月期の1口当たり巡航分配金3,025円を目指す。
| 第39期実績 | 第40期予想 | 前期比 | 第41期予想 | 前期比 | |
| 営業収益 | 34,308百万円 | 31,951百万円 | ▲6.9% | 30,230百万円 | ▲5.4% |
| 当期利益 | 15,022百万円 | 11,963百万円 | ▲20.4% | 11,242百万円 | ▲6.0% |
| 分配金総額 (利益超過分配金含む) |
15,093百万円 | 15,424百万円 | 2.2% | 13,224百万円 | ▲14.3% |
| 1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
6,545円 | 2,637円 | - | 2,478円 | ▲6.0% |
| 1口当たり利益超過分配金 | 31円 | 763円 | - | 437円 | ▲42.7% |
| 1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
6,576円 | 3,400円 | - | 2,915円 | ▲14.3% |
| ※第40期より投資口2分割 | |||||
| <取得> | |||||
| 物件名称 | ダイワロイネットホテル西新宿 | ||||
| 所在地 | 東京都新宿区西新宿 | ||||
| 取得金額 | 10,174百万円 | ||||
| 鑑定NOI利回り | 5.3% | ||||
| 割引率 | 3.8% | ||||
| 竣工時期 | 2018年12月17日 | ||||
| 取得日 | 2025年11月4日 | ||||
| 売主 | 芙蓉総合リース(株) | ||||
| 1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
|---|---|---|
| 2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
| 3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
| 4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
| 5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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