(2020/12/18)
大和ハウスリート投資法人が、「カスタリア円山裏参道」等、札幌に保有する住宅3物件を売却する。 将来的な収益性及び流動性リスクや、修繕コスト増加を懸念し、売却を決定。3物件の売却額は計62.9億円。これにより計30.45億円の売却益が発生する。 これに伴い第30期(2021年2月期)及び第31期(2021年8月期)業績予想を修正。 第30期は、カスタリア円山裏参道及びカスタリア円山表参道の売却益計836百万円計上により、10月に公表した業績予想に対し6.5%増益を見込む。売却益を分配する一方、利益超過分配額を1,982百万円から1,756百万円へ減額する。1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は5,750円と、3.6%増となる見通し。 第31期は、ビッグタワー南3条の売却益2,209百万円が発生する一方、売却益の一部を修繕の前倒しに活用し、前回予想比13.7%増益を見込む。売却益の残額を分配する一方、利益超過分配額を1,982百万円から1,811百万円に減額し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は6,000円と10%増となる見通し。
<売却> | |||||
物件名称 | 所在地 | 売却額 | 簿価 | 差額 (売却額-簿価) |
売却先 |
カスタリア円山裏参道 | 北海道札幌市中央区 | 720百万円 | 350百万円 | 370百万円 | (株)中心街ビル |
カスタリア円山表参道 | 北海道札幌市中央区 | 2,055百万円 | 1,490百万円 | 565百万円 | 非開示 |
ビッグタワー南3条 | 北海道札幌市中央区 | 3,515百万円 | 1,182百万円 | 2,333百万円 | マントミビルディング(株) |
合計 | 6,290百万円 | 3,022百万円 | 3,268百万円 | ||
第30期予想 | (修正前) | 増減率 | |||
営業収益 | 28,017百万円 | 27,201百万円 | 3.0% | ||
当期利益 | 10,869百万円 | 10,206百万円 | 6.5% | ||
1口当たり分配金 (利益超過分配金を含まない) |
4,950円 | 4,648円 | 6.5% | ||
1口当たり利益超過分配金 | 800円 | 902円 | ▲11.3% | ||
1口当たり分配金 (利益超過分配金を含む) |
5,750円 | 5,550円 | 3.6% | ||
第31期予想 | (修正前) | 増減率 | |||
営業収益 | 29,269百万円 | 27,270百万円 | 7.3% | ||
当期利益 | 11,355百万円 | 9,987百万円 | 13.7% | ||
1口当たり分配金 (利益超過分配金を含まない) |
5,175円 | 4,552円 | 13.7% | ||
1口当たり利益超過分配金 | 825円 | 898円 | ▲8.1% | ||
1口当たり分配金 (利益超過分配金を含む) |
6,000円 | 5,450円 | 10.1% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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