(2020/04/16)
大和ハウスリート投資法人が、第28期(2020年2月期)決算を発表した。 第28期は、「アゴーラ・金沢」等2物件を取得する一方、「Dプロジェクト仙台南」等、物流施設5物件を売却。物件売却益306百万円が寄与する一方、修繕費の増加等により、前期比0.4%減益。のれん償却額、物件売却に伴う税会不一致調整、Dプロジェクト浦安Ⅱの台風のよる損害一部として3,047百万円を一時差異等調整積立金より取崩し、1口当たり分配金は6,040円となった。 期末のポートフォリオは225物件、資産規模(取得額合計)は7,456億円、有利子負債比率(のれん含む)は41.5%。 第29期(2020年8月期)は、投資口の追加発行を行い「DPL流山Ⅰ」等、3物件を取得。これにより前期比7.0%増益を見込む。のれん償却額1,982百万円を内部留保の取崩し及び利益超過分配で加算するが、投資口数が5.8%増加により、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は5,350円と前期比11.4%減となる見通し。 第30期(2021年2月期)は、第29期に取得した3物件の通期寄与、投資口発行費用の反動減により、前期予想比4.5%増益を見込む。のれん償却額1,982百万円の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は5,550円となる見通し。 2020年2月の増資によって1口当たり巡航分配金は5,450円となった。引き続き中期目標である5,600円を目指す。
第28期実績 | 第29期予想 | 前期比 | 第30期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 25,018百万円 | 26,575百万円 | 6.2% | 26,950百万円 | 1.4% |
当期利益 | 9,125百万円 | 9,766百万円 | 7.0% | 10,206百万円 | 4.5% |
分配金総額 (利益超過分配金含む) |
12,533百万円 | 11,748百万円 | ▲6.3% | 12,188百万円 | 3.7% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
6,040円 | 5,198円 | ▲13.9% | 4,647円 | ▲10.6% |
1口当たり利益超過分配金 | 0円 | 152円 | - | 903円 | 494.1% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
6,040円 | 5,350円 | ▲11.4% | 5,550円 | 3.7% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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