(2023/07/21)
大和証券オフィス投資法人が、第35期(2023年5月期)決算を発表した。 第35期は、「Daiwa SHIBUYA EDGE」を売却した。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は97.0%と前期より0.5ポイント低下し賃貸収益が減少したが、物件売却益1,519百万円が寄与し、前期比9.0%増益。547百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は13,700円と前期と同額となった。 期末のポートフォリオは58物件、資産規模(取得額合計)は4,625億円、有利子負債比率は43.1%。 第36期(2023年11月期)は、期中稼働率が97.1%と前期より0.1ポイント上昇する想定。水道光熱費収支が改善、また修繕費が減少するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期比14%減益を見込む。内部留保より444百万円を取崩し、1口当たり分配金は13,700円と前期と同額となる見通し。 第37期(2024年5月期)は、「S-GATE FIT日本橋馬喰町」を取得する。期中平均稼働率は97.1%と変わらない想定。新規物件及び既存物件の収益増加により、前期予想比1.0%増益を見込む。内部留保より382百万円を取崩し、1口当たり分配金は13,700円を維持する見通し。 新規物件取得や開発物件の早期稼働、既存物件の収益向上により、内部留保を活用せず1口当たり巡航分配金13,700円の早期達成を目指す。
第35期実績 | 第36期予想 | 前期比 | 第37期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 15,050百万円 | 13,853百万円 | ▲8.0% | 13,932百万円 | 0.6% |
当期利益 | 7,099百万円 | 6,107百万円 | ▲14.0% | 6,169百万円 | 1.0% |
分配金総額 | 6,552百万円 | 6,551百万円 | ▲0.0% | 6,551百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 13,700円 | 13,700円 | 0.0% | 13,700円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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