(2024/09/11)
日本ロジスティクスファンド投資法人が、第38期(2024年7月期)決算を発表した。 第38期は、「石狩物流センター」「摂津物流センター」を取得する一方、「浦安千鳥物流センターⅡ」を売却した。既存物件のテナント入替えに伴い空室が発生したが、物件売却益677百万円計上により、前期比9.4%増益。387百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は5,300円と前期比1.5%増となった。 期末のポートフォリオは53物件、資産規模(取得額合計)は2,911億円、有利子負債比率は43.7%。 併せて自己投資口の取得を行うことを発表した。自己投資口取得の発表は、2023年11月以来、4回目となる。取得する投資口数は上限22,800口(発行済投資口数の2.45%)、取得総額は上限60億円。取得した投資口は全て2025年1月末に消却する。今後も投資口価格の水準によっては、継続的に自己投資口の取得を行う方針。 第39期(2025年1月期)は、「小牧物流センターⅡ」を売却する。売却益が減少するが、前期に取得した物件の通期稼働、仲介手数料の減少等により、前期比0.6%増益を見込む。234百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は5,500円と前期比3.8%増となる見通し。 第40期(2025年7月期)は、賃貸収入が増加するが、前期の物件売却益がなくなることや仲介手数料の増加により、前期予想比10.4%減益を見込む。内部留保より323百万円を取崩し、1口当たり分配金は5,500円と前期予想と同額となる見通し。なお、業績予想に自己投資口の消却は織り込んでいない。 併せて新たな成長戦略を発表した。インフレ及び金利上昇の環境に対応し、賃料増額と継続的な物件売却益を新たな成長ドライバーとし、1口当たり分配金目標を従来の5,600円~5,700円から6,300円へ変更した。
第38期実績 | 第39期予想 | 前期比 | 第40期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 10,714百万円 | 10,752百万円 | 0.4% | 10,204百万円 | ▲5.1% |
当期利益 | 5,320百万円 | 5,353百万円 | 0.6% | 4,796百万円 | ▲10.4% |
分配金総額 | 4,932百万円 | 5,119百万円 | 3.8% | 5,119百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 5,300円 | 5,500円 | 3.8% | 5,500円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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