(2025/08/18)
フロンティア不動産投資法人が、第42期(2025年6月期)決算を発表した。 第42期は、「三井ショッピングパークららぽーと愛知東郷」を取得した。これにより賃貸収益は増加したが、前期の物件売却益がなくなったことや、固都税及び支払利息の増加により、前期比9.5%減益。内部留保より69百万円を取崩し、更に投資口5分割により、1口当たり分配金は2,200円(分割前換算11,000円)と分配金目標である下限を維持した。 期末のポートフォリオは42物件、資産規模(取得額合計)は3,757億円、有利子負債比率は40.2%。 第43期(2025年12月期)は、前期に取得した物件が通期寄与するが、支払利息の増加により、前期比1.3%減益を見込む。内部留保より142百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,200円となる見通し。 第44期(2026年6月期)は、福岡天神にあるVIOROのリニューアル工事に伴う減収を要因に、前期予想比1.6%減益を見込む。内部留保より238百万円を取崩し、1口当たり分配金2,200円を維持する見通し。 なお、課題であったVIOROは、JR博多シティとのマスターリース契約内容を変更し、2026年より固定賃料+変動賃料とする。リニューアル工事終了予定は2027年秋となるが、リニューアル後の想定NOIは現在の1.9%から4.0%まで改善する見込み。 これにより2027年12月期には1口当たり利益ベースで2,200円を達成する見込み。引き続き年平均3%の成長によって1口当たり分配金2,400円以上を目標とする。
第42期実績 | 第43期予想 | 前期比 | 第44期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 11,728百万円 | 12,080百万円 | 3.0% | 11,683百万円 | ▲3.3% |
当期利益 | 5,881百万円 | 5,808百万円 | ▲1.2% | 5,712百万円 | ▲1.7% |
分配金総額 | 5,951百万円 | 5,951百万円 | 0.0% | 5,951百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 2,200円 | 2,200円 | 0.0% | 2,200円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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