(2022/08/15)
フロンティア不動産投資法人が、第36期(2022年6月期)決算を発表した。 第36期は、「イトーヨーカドー東大和店」の共有持分10%を売却。固都税が増加となる一方、賃料増額改定や歩合賃料、テナント入替えに伴う原状回復費収入による増収、減価償却費や投資口発行費用の減少により、前期比1.5%増益。物件売却益8百万円を全額内部留保とし、1口当たり分配金は11,117円と1.3%増となった。 期末のポートフォリオは39物件、資産規模(取得額合計)は3,599億円、有利子負債比率は37.4%。 第37期(2022年12月期)は、イトーヨーカドー東大和店の共有持分20%を売却する。売却益32百万円が発生するが、売却に伴う賃料収入の減少や前期の原状回復費収入の反動減、支払利息の増加等により、前期比1.1%減益を見込む。9百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は10,990円となる見通し。 第38期(2023年6月期)は、イトーヨーカドー東大和店の共有持分残70%を売却する。売却益135百万円が発生するが、売却に伴う賃貸収入の減少、固都税や修繕費等の増加により、前期予想比0.4%減益を見込む。内部留保より12百万円を取崩し、1口当たり分配金は10,990円と前期予想と同水準となる見通し。 なお、主要テナントの1社であるイオンリテールとの契約を更改し、イオンモールナゴヤドーム前が契約期間を20年延長及び賃料増額、イオンスタイル品川シーサイドは契約期間を20年延長することが決定した。
第36期実績 | 第37期予想 | 前期比 | 第38期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 11,523百万円 | 11,416百万円 | ▲0.9% | 11,397百万円 | ▲0.2% |
当期利益 | 6,022百万円 | 5,955百万円 | ▲1.1% | 5,933百万円 | ▲0.4% |
分配金総額 | 6,014百万円 | 5,945百万円 | ▲1.1% | 5,945百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 | 11,117円 | 10,990円 | ▲1.1% | 10,990円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
* 当サイトはJ-REIT(不動産投資信託)の情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としておりません。 * 当サイトの情報には万全を期しておりますがその内容を保証するものではなくまた予告なしに内容が変わる(変更・削除)することがあります。 * 当サイトの情報については、利用者の責任の下に行うこととし、当社はこれに係わる一切の責任を負うものではありません。 * 当サイトに記載されている情報の著作権は当社に帰属します。当該情報の無断での使用(転用・複製等)を禁じます。