(2023/08/24)
インヴィンシブル投資法人が、第40期(2023年6月期)決算を発表した。 第40期における物件取得はなし。ホテルの業績回復により、主要テナントであるマイステイズ・ホテル・マネジメントとの賃貸借契約は通期で固定賃料の減額措置なく、第33期(2019年12月期)以来7期ぶりに満額を受領。国内の変動賃料のホテル75物件のRevPER(客室当たり単価)は8,772円とコロナ前の2019年同期と同額となった。またケイマン島のホテル2物件の運営委託収益も大幅増加した。これにより前期比75%増益。内部留保より12百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,464円と前期比76%増となった。 期末のポートフォリオは128物件、資産規模(取得額合計)は4,914億円、有利子負債比率は48.1%。 第41期(2023年12月期)は、投資口の追加発行を行い、「フサキビーチリゾートホテル&ヴィラズ」等ホテル6物件を取得。また国内の変動賃料のホテル75物件のRevPERは9,787円と2019年同期を4.3%上回る想定。これらに伴い前期比7.5%増益を見込む。内部留保より121百万円を取り崩す一方、投資口数10.5%増により、1口当たり分配金は1,441円と前期比1.6%減となる見通し。 第42期(2024年6月期)は、国内の変動賃料のホテル75物件のRevPERは9,086円と前年同期比3.6%増となる想定。新規物件の通期稼働やケイマン島のホテルの2物件の運営委託収益の増加等により、前期予想比2.8%増益を見込む。内部留保より21百万円を取崩し、1口当たり分配金は1,466円と前期予想比1.7%増となる見通し。
第40期実績 | 第41期予想 | 前期比 | 第42期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 15,914百万円 | 17,786百万円 | 11.8% | 18,000百万円 | 1.2% |
当期利益 | 8,913百万円 | 9,586百万円 | 7.6% | 9,854百万円 | 2.8% |
分配金総額 | 8,925百万円 | 9,708百万円 | 8.8% | 9,876百万円 | 1.7% |
1口当たり分配金 | 1,464円 | 1,441円 | ▲1.6% | 1,466円 | 1.7% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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