(2023/12/15)
NTT都市開発リート投資法人が、第42期(2023年10月期)決算を発表した。 第42期は、「六番町ビル」の残持分を売却。オフィスの稼働が上昇し、ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は96.0%と前期より0.6ポイント上昇した。売却した物件の収益がなくなる一方、オフィスの修繕費の減少等により、前期比0.7%増益。500百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は3,239円と前期比0.7%増となった。 期末のポートフォリオは59物件、資産規模(取得額合計)は2,711億円、有利子負債比率は44.4%。 第43期(2024年4月期)は、投資口の追加発行を行い、「アーバンネット四条烏丸ビル」「アーバンネット伏見ビル」を取得。ポートフォリオ全体の期中平均稼働率は96.3%と前期より0.3ポイント上昇する想定。新規2物件の収益が寄与するが、前期の物件売却益がなくなるため、前期比24.1%減益を見込む。内部留保より148百万円を取崩すも、投資口数5.7%増により、1口当たり分配金は2,680円と前期比17%減となる見通し。 第44期(2024年10月期)は、固都税や支払利息が増加するが、オフィスの賃貸収入の増加、修繕費の減少等により、前期予想比1.4%増益を見込む。内部留保より127百万円を取崩し、1口当たり分配金は2,700円となる見通し。 当面は、スポンサーグループとの連携を活用した物件入替えを行い、1口当たり分配金の安定向上を目指す。
第42期実績 | 第43期予想 | 前期比 | 第44期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 12,181百万円 | 11,251百万円 | ▲7.6% | 11,474百万円 | 2.0% |
当期利益 | 5,039百万円 | 3,823百万円 | ▲24.1% | 3,875百万円 | 1.4% |
分配金総額 | 4,539百万円 | 3,971百万円 | ▲12.5% | 4,001百万円 | 0.8% |
1口当たり分配金 | 3,239円 | 2,680円 | ▲17.3% | 2,700円 | 0.7% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
---|---|---|
2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
* 当サイトはJ-REIT(不動産投資信託)の情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としておりません。 * 当サイトの情報には万全を期しておりますがその内容を保証するものではなくまた予告なしに内容が変わる(変更・削除)することがあります。 * 当サイトの情報については、利用者の責任の下に行うこととし、当社はこれに係わる一切の責任を負うものではありません。 * 当サイトに記載されている情報の著作権は当社に帰属します。当該情報の無断での使用(転用・複製等)を禁じます。