(2018/12/17)
プレミア投資法人が、第28期(2018年10月期)決算を発表した。 第28期における物件取得はなし。前期に取得した物件が通期稼働する一方、前期の物件売却益がなくなるため、前期比3.5%減益、1口当たり分配金は2,696円と、内部留保を行った前期に対し0.3%上回った。 期末のポートフォリオは60物件、資産規模(取得額合計)は2,464億円、有利子負債比率は45.5%。 併せて「アーバンネット五反田NNビル」の取得、「アーバンネット入船ビル」「プレミア海岸ビル」の売却を発表した。 第29期(2019年4月期)は、2物件の売却益855百万円計上により、前期比18.7%増益を見込む。売却益のうち342百万円を内部留保するも、1口当たり分配金は2,940円と前期を9%上回る見通し。 第30期(2019年10月期)は、前期の物件売却益がなくなるため、前期予想比17.5%減益を見込み、1口当たり分配金は2,640円となる見通し。 なお、スポンサーであるNTT都市開発は2019年1月8日に上場廃止となる予定。NTTの子会社によるNTT都市開発に対するTOBが成立し、実質的にNTTの完全子会社となる。NTTはNTT都市開発との連携を強化し、グループが保有する不動産の有効活用や都市開発、街づくりの推進を図る。
第32期実績 | 第33期予想 | 前期比 | 第34期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 9,119百万円 | 9,827百万円 | 7.8% | 9,116百万円 | ▲7.2% |
当期利益 | 3,550百万円 | 4,215百万円 | 18.7% | 3,477百万円 | ▲17.5% |
分配金総額 | 3,550百万円 | 3,873百万円 | 9.1% | 3,477百万円 | ▲10.2% |
1口当たり分配金 | 2,696円 | 2,940円 | 9.1% | 2,640円 | ▲10.2% |
<取得> | |||||
物件名称 | 所在地 | 取得金額 | 鑑定NOI利回り | 還元利回り | 売主 |
アーバンネット五反田NNビル | 東京都品川区 | 5,250百万円 | 4.80% | 4.30% | NTT都市開発(株) |
<売却> | |||||
物件名称 | 所在地 | 売却額 | 簿価 | 差額 (売却額-簿価) |
売却先 |
アーバンネット入船ビル | 東京都中央区 | 3,350百万円 | 2,776百万円 | 574百万円 | NTT都市開発(株) |
プレミア海岸ビル | 東京都港区 | 5,350百万円 | 4,923百万円 | 427百万円 | 非開示 |
合計 | 8,700百万円 | 7,699百万円 | 1,001百万円 |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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