(2021/10/20)
オリックス不動産投資法人が、第39期(2021年8月期)決算を発表した。 第39期は「クロスレジデンス蒲田Ⅱ」を取得。ポートフォリオの55%を占めるオフィスの期末稼働率は95.4%と前期より1.5ポイント低下した。オフィスや商業施設が稼働率低下や賃料減額となる一方、解約違約金収入やホテルユニバーサルポートの変動賃料増加等により、前期比1.6%増益。1口当たり分配金は3,553円となった。 期末のポートフォリオは113物件、資産規模(取得額合計)は6,889億円、有利子負債比率は43.5%。 第40期(2022年2月期)は、「ラウンドクロス大手町北」を取得、「グッドタイムリビング新浦安」を売却する。これにより物件売却益515百万円が発生するが、前期の解約違約金収入がなくなることや、オフィスや商業施設の空室、ホテルユニバーサルポートの変動賃料減少により、前期比7.9%減益を見込む。内部留保より511百万円を取り崩すが、1口当たり分配金は3,460円と2.6%減となる見通し。 第41期(2022年8月期)は、オフィスや商業施設の賃貸収入が増加するが、前期の物件売却益の反動減により、前期予想比4.6%減益を見込む。内部留保より157百万円を取崩すが、1口当たり分配金は3,180円と前期予想比8%減となる見通し。 引き続きポートフォリオの質向上を目的とした物件入替えを進める。オフィスや都市型商業施設の空室は、稼働を重視したリーシングを行う方針。
第39期実績 | 第40期予想 | 前期比 | 第41期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 23,630百万円 | 23,376百万円 | ▲1.1% | 22,986百万円 | ▲1.7% |
当期利益 | 9,807百万円 | 9,037百万円 | ▲7.9% | 8,619百万円 | ▲4.6% |
分配金総額 | 9,806百万円 | 9,548百万円 | ▲2.6% | 8,776百万円 | ▲8.1% |
1口当たり分配金 | 3,553円 | 3,460円 | ▲2.6% | 3,180円 | ▲8.1% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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