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オリックス不動産投資法人が第38期決算を発表、1口当たり実績分配金は3,546円

(2021/04/20)

オリックス不動産投資法人が、第38期(2021年2月期)決算を発表した。 第38期は「パシフィックスクエア名古屋錦」を取得。ポートフォリオの55%を占めるオフィスの期末稼働率は前期の98.4%から96.9%へ低下した。コロナ禍の影響を受け、都市型商業施設のテナント解約、東京ベイ舞浜ホテルの固定賃料の一時減額、ホテルユニバーサルポートの変動賃料の減少により、前期比9.9%減益。インターヴィレッジ大曲の災害復旧費用131百万円相当額を内部留保より取崩し、1口当たり分配金は3,546円と前期比7.7%減となった。 期末のポートフォリオは112物件、資産規模(取得額合計)は6,865億円、有利子負債比率は43.5%。 第39期(2021年8月期)は「クロスレジデンス蒲田Ⅱ」を取得。オフィスの期末稼働率は96.3%となる前提。住宅とホテルは増収となる一方、オフィスと商業施設は解約による大幅減収を想定し、前期比4.3%減益を見込み、1口当たり分配金は3,350円となる見通し。 第40期(2022年2月期)は、オフィスの期末稼働率は95.8%となる前提。オフィスと商業施設は引き続き減収を想定するが、ホテルの売上回復に伴う変動賃料の増加により、前期予想比2.3%増益を見込む。内部留保より92百万円を取崩し、1口当たり分配金は3,460円となる見通し。

           
  第38期実績 第39期予想 前期比 第40期予想 前期比
営業収益 23,593百万円 23,419百万円 ▲0.7% 23,715百万円 1.3%
当期利益 9,656百万円 9,245百万円 ▲4.3% 9,457百万円 2.3%
分配金総額 9,786百万円 9,245百万円 ▲5.5% 9,549百万円 3.3%
1口当たり分配金 3,546円 3,350円 ▲5.5% 3,460円 3.3%

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