(2017/04/14)
オリックス不動産投資法人が、第30期(平成29年2月期)決算を発表した。 第30期は、投資口の追加発行を行い「サンルートプラザ東京」等、5物件を取得する一方、「東陽MKビル」を売却。これによる賃貸収益や物件売却益1,016百万円が寄与し、前期比20.2%増益。物件売却益のうち898百万円を内部留保し、投資口数が4.3%増加するも、1口当たり分配金は3,252円と前期を8.4%上回った。 期末のポートフォリオは109物件、資産規模(取得額合計)は6,224億円、有利子負債比率は46.3%。 第31期(平成29年8月期)は、9期連続となる投資口の追加発行を行い、有利子負債比率を42.6%へ低下。前期に取得した物件が通期寄与する一方、前期の物件売却益がなくなるため、前期比10.5%減益を見込む。投資口数6.2%増により、1口当たり分配金は3,040円となる見通し。 第32期(平成30年2月期)は「ホテルリブマックス名古屋栄アネックス」を取得予定。既存物件の賃料増額改定が寄与し、前期予想比1.3%増益を見込み、1口当たり分配金は3,080円となる見通し。 なお、地方都市のオフィス市況の好転や、首都圏のオフィスビルの売却実績に伴い、ポートフォリオの投資比率を変更。オフィスビルを60%程度から50%程度へ、首都圏比率を80%から70%へ変更し、ホテルや地方都市への投資比率を高める意向。
第30期実績 | 第31期予想 | 前期比 | 第32期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 22,203百万円 | 22,169百万円 | ▲0.2% | 22,110百万円 | ▲0.3% |
当期利益 | 9,107百万円 | 8,147百万円 | ▲10.5% | 8,254百万円 | 1.3% |
分配金総額 | 8,210百万円 | 8,147百万円 | ▲0.8% | 8,254百万円 | 1.3% |
1口当たり分配金 | 3,252円 | 3,040円 | ▲6.5% | 3,080円 | 1.3% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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