(2020/10/13)
タカラレーベン不動産投資法人が、第5期(2020年8月期)決算を発表した。 第5期は、スポンサーのタカラレーベンより「ラグゼナ本厚木」を取得。これによる賃貸収益が寄与する一方、前期計上した物件売却益の減少、コロナ禍の影響に伴うホテル及び商業施設の賃料減免及び支払猶予総額76百万円の減少により、前期比18%減益。1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,029円となった。 期末のポートフォリオは36物件、資産規模(取得額合計)は870億円、有利子負債比率は45.9%。 併せて「アリエッタホテル名古屋」のオペレーターであるルネッサンスと10月13日に賃貸借契約を解約した。コロナ禍に伴うホテル売上げの大幅減少からオペレーター会社の運営継続が困難と判断した。引き続きホテルとして新規オペレータを選定する予定。なお、その他のホテル3件については賃料減免はなし。 第6期(2021年2月期)は、既存物件が増収となるも、水道光熱費や金融費用の増加により、前期比0.8%減益を想定し、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,000円となる見通し。アリエッタホテル名古屋は、賃料減免分を敷金と相殺して第6期に計上する。 第7期(2021年8月期)は、アリエッタホテル名古屋の減収を想定し、前期予想比6.6%減益を見込み、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は2,800円となる見通し。 引き続き外部成長及び内部成長によって、中期目標である1口当たり巡航分配金3,500円を目指す。
第5期実績 | 第6期予想 | 前期比 | 第7期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 2,750百万円 | 2,758百万円 | 0.3% | 2,672百万円 | ▲3.1% |
当期利益 | 1,399百万円 | 1,387百万円 | ▲0.9% | 1,295百万円 | ▲6.6% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
3,025円 | 2,996円 | ▲1.0% | 2,796円 | ▲6.7% |
1口当たり利益超過分配金 | 4円 | 4円 | 0.0% | 4円 | 0.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,029円 | 3,000円 | ▲1.0% | 2,800円 | ▲6.7% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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