(2020/10/14)
ザイマックス・リート投資法人が、第5期(2020年8月期)決算を発表した。 第5期における物件取得はなし。コロナ禍の影響でホテルビスタ仙台の変動賃料が減少する一方、オフィスビル及びミューザ川崎のテナント入替え及び契約更改に伴う賃料増額が寄与し、前期比7.8%増益、1口当たり分配金は3,242円となった。 期末のポートフォリオは12物件、資産規模(取得額合計)は330億円、有利子負債比率は31.8%。 ホテルビスタ仙台は、売上げの大幅減少によるオペレータの資金繰り悪化を背景に、賃料減免要請を受けており、現在協議を継続している。なお、緊急事態宣言後売上げが回復しており、7月以降GOP(ホテルの営業利益)はプラスに転じている。 第6期(2021年2月期)は、「ライフ福泉店」を取得。これによる賃貸収益が寄与する一方、ホテルビスタ仙台の固定賃料が11月以降発生しない保守的な前提で算出。ホテルの賃料104百万円の減少により、前期比17%減益を見込み、1口当たり分配金は2,688円となる見通し。 第7期(2021年8月期)も、引き続きホテルの固定賃料が発生しない前提により、前期予想比6.4%減益を想定し、1口当たり分配金は2,515円となる見通し。
第5期実績 | 第6期予想 | 前期比 | 第7期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 1,364百万円 | 1,270百万円 | ▲6.9% | 1,227百万円 | ▲3.4% |
当期利益 | 724百万円 | 600百万円 | ▲17.1% | 561百万円 | ▲6.5% |
1口当たり分配金 | 3,242円 | 2,688円 | ▲17.1% | 2,515円 | ▲6.4% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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