(2025/02/17)
CREロジスティクスファンド投資法人が、第17期(2024年12月期)決算を発表した。 第17期は、「ロジスクエア久喜Ⅱ」の30%を売却した。資産運用報酬や支払利息が増加したが、リーシング費用の減少、物件売却益171百万円が寄与し、前期比6.9%増益。自己投資口の消却に伴い投資口数が0.6%減少し、また減価償却費の20%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,786円と前期比3.6%増となった。 期末のポートフォリオは21物件、資産規模(取得額合計)は1,588億円、有利子負債比率は44.4%。 併せて、2回目及び2期連続となる自己投資口の取得を発表した。取得する投資口数は上限7,000口(発行済投資口数の1.1%)、取得総額は上限8億円。取得した投資口は全て2025年6月期末までに消却する予定。 第18期(2025年6月期)は、「ロジスクエア久喜Ⅱ」の35%を追加売却する。既存物件の稼働や物件売却益の増加により前期比増収となるが、売却した物件の収益減少や支払利息の増加により、前期比0.1%減益を見込む。減価償却費の20%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金は3,782円(利益超過分配金含む)となる見通し。 第19期(2025年12月期)は、「ロジスクエア久喜Ⅱ」の残り35%を売却する。リーシング費用が減少する一方、支払利息の増加により、当期利益は前期予想と同水準を見込む。減価償却費の20%相当の利益超過分配を行い、1口当たり分配金(利益超過分配金含む)は3,782円と前期予想と同額となる見通し。 なお、自己投資口の取得及び消却は業績予想へ織り込んでいない。 資本効率の向上を目的にROE7%(ROE=FFO/分配後純資産と定義) の目標を設定した。2026年までの2年間で資産規模の5~10%の売却を行い、自己投資口の取得、借入金返済、物件取得に活用する方針。 また1月にSMFLみらいパートナーズがスポンサーである株式会社シーアールイーのTOBを発表したが、投資法人は引き続きシーアールイーをスポンサーとし、サポートを受ける予定。
第17期実績 | 第18期予想 | 前期比 | 第19期予想 | 前期比 | |
営業収益 | 4,679百万円 | 4,703百万円 | 0.5% | 4,736百万円 | 0.7% |
当期利益 | 2,210百万円 | 2,208百万円 | ▲0.1% | 2,208百万円 | 0.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含まない) |
3,541円 | 3,538円 | ▲0.1% | 3,538円 | 0.0% |
1口当たり利益超過分配金 | 245円 | 244円 | ▲0.4% | 244円 | 0.0% |
1口当たり分配金 (利益超過分配金含む) |
3,786円 | 3,782円 | ▲0.1% | 3,782円 | 0.0% |
1 | 新宿三井ビルディング | 1,700億円 |
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2 | 飯田橋グラン・ブルーム | 1,389億円 |
3 | 六本木ヒルズ森タワー | 1,154億円 |
4 | 汐留ビルディング | 1,069億円 |
5 | 東京汐留ビルディング | 825億円 |
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